ストーカーという言葉が定着したのは多分「平成」になってからだと思います。
「昭和」の時代は、スター(芸能人)の追っかけが良い意味で存在している程度でした。
やがてその度が過ぎて、暴力的なことや非道徳的なことをするようになり、そこから「ストーカー」という言葉が生まれてきたような気がします。
最近では、もっぱら異性に対しての執拗に付きまとう行動を指しますが、言えるのは「されたほうの人は迷惑がって、嫌がっている」ということです。
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見知らぬ不動産会社からの営業電話というのはサラリーマン家庭なら誰でも経験があると思います。
酷いときは身内のようなふりをして職場にも電話をかけてきます。
そうした会社のほとんどは礼節がなく(軽んじていて)、社会人として商談の俎上にすらあがらないような会社・人たちです。
だから、多くの人は断っていますし、それ以上連絡してこないように個人情報の削除も伝えていると思います。
でも、そういうダメな会社(社会的にレベルの低い会社)なので、個人情報を削除することもなく、しばらく経つと別の者から営業電話がきたりします。
ますます、本人ととしては「お断り」になるわけで、もうこの時点で「迷惑行為」です。
それが度を過ぎると、自宅まで営業マンが押しかけてくる場合もあります。
もう、何をかいわんや・・・です。
一種のストーカー行為だと思います。
営業活動をする目的は、「商談をする/取引をする」ことで、つまりは自社にとっての売上・利益に結び付くようなことを狙っているわけです。
それには、相手に、たとえ好かれなくても少なくとも嫌われてしまったらお終い!です。
それなのに、「相手の嫌がることを平気でする → 相手に迷惑をかけて嫌われる
→ それにもかからわず自分を好いてもらおうと思って同じ迷惑行為を繰り返す」
・・・というパターンがまったくもって間違いだと気づかないなんて、大いなる愚者としか言いようがありません。
「相手に迷惑をかけて嫌われることをしているのに、それによって自分のことを好きになってもらおう/取引をしてもらおう」と繰り返す・・・という発想が幼稚すぎて、まともな人には全然理解できない行動だと思います。
異性との交遊関係でも、婚活セミナーなどで「相手に嫌われることをして自分のことを好きになってもらおう!」なんてことを言ったら、「はあ?この人何言ってんの?!」と総スカンを食らうのがオチです。
営業活動ではすべての人が自社の見込み客になるわけではないですし、少なくとも「相手の嫌がることをしても顧客になってもらえる」という間違った発想をしている限り、そうした会社が発展することはないと思います。