カナリアが鳴かなくなったら・・・

古い映画を見ていると、カナリアを飼う炭鉱業者がときどき出てきます。

昔の炭鉱ではなぜそうしたカナリアを飼っていたのか?

それは、毒ガス検知のため・・・だそうです。

カナリアなどの小動物は呼吸回数が多いので、毒ガスが発生した場合には人間よりもすぐに倒れてしまうそうです。

そのため小動物を連れていると毒ガスの危険に気づきやすくなる・・・とか。

 

だから、昔の炭鉱ではそうした手法がとられていたそうです。

特にカナリアは常に鳴いている鳥なので、それが鳴かなくなったらヤバイ・・・というわけです。

 

カナリアの鳴き声の異変が毒ガスセンサーの代わりだった・・・ということだと思います。

 

・・・・・・・・
こうしたエピソードが転じて、金融市場でも金融危険を察知するための指数を「炭鉱のカナリア」と呼ぶことがあったそうです。

 

予測する指数が下がると、「炭鉱のカナリアが鳴きやんでしまった」・・・などと金融関係の人は言ったりしたそうです。

 

考えてみれば、こうした「炭鉱のカナリア」は金融以外のビジネスにもあると言えます。

たとえば、「あるときから急にお客さまからのお問い合わせ件数が減った」等の異変です。

この異変はときに非常に小さなもので、ともすれば見落としてしまうかもしれません。

 

でも、ハインリッヒの法則のようにそうしたちょっとしたことの中に実は重要なことが隠されていることが往々にしてあるものです。

兆しに気づくことがとても重要です。

 

鳴かなくなったカナリアの声に気づくことが大事です。

 

もしかすると、どこかに致命的な問題が発生しているかもしれません。

こういった異変に気づき、すぐさま原因を突き止めて適切に対応をすれば、たいていの場合はビジネスがそのまま存続できます。

ところが、ここで打つべき手を見失って蔑ろにしていると存続の危機に見舞われるかもしれません。

 

カナリアの異変にすぐ気づく炭鉱業者と同じで、自分たちの身を守るための「何らかのカナリア」を自社に用意しておくと良いと思います。

 

異変に気づかなかったり、対応を先延ばしにしたりするとジ・エンド・・・です。

 

自社独自/業界特有の「カナリア」を見つけて、素早く危機を察知できるように日々検討を重ねておくことは経営者/リーダーに必要な業務姿勢だと思います。

 

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澤井豊オフィス澤井 代表

投稿者プロフィール

1964年、富山県生まれ。大学卒業後、大手株式専門証券株式会社に入社。学習塾を運営する未上場会社に転職後、会社を東証2部上場および東証1部上場に導く。人事・財務・IR・総務の経営リーダーとしてM&A、会社分割、グループ経営移行を行い、社員研修においては延べ1万人以上に実施。ライフプランに沿って経済的自由を得た後、会社を50歳にて退職。

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