
宝くじは当たればお金が戻ってきますが、ハズレればお金は戻ってきません。
これは競馬や競輪などでも同じことです。
テレビではよく宝くじのCMを見かけますが、間違っても「ハズレたらお金はゼロ円です」といったように「お金を失うリスク」については広告・宣伝なんてしません。
買う気/購入意欲を削がれるからです(TVCMをする目的は購入にありますから…)。
宝くじでも競馬などでも購入側が強く求めているのは、「お金を賭けて、自分が勝ったくじ/券が当たるかどうか!?というエキサイティングな体験」です。
その楽しさを第一に求めていて、戻ってくるお金というはある意味では二の次になっているのかもしれません。
少なくとも、人は、決して宝くじそのモノ、競馬券そのモノが欲しくて購入しているわけではありません。
その体験を通して「感じることができるもの」を買っているわけです。
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不動産投資にも同じようなことが言えると思います。
不動産投資を行なう人は、その不動産そのものが欲しくて購入しているわけではありません。
不動産投資によって得られる家賃収入を欲しくて購入している・・・・・・というのも、半分当たりで半分ハズレです。
不動産投資によって人は何を求めているか?・・・というと、それは「いろいろな自由」です。
巷では「不動産投資のススメ」・・・といった感じの書籍やセミナーが氾濫していますが、それらが何を売ろうとしているのか?と言えば、本質的な答えは「自由」だと思います。
まあ、実際には「お金」を求めている人が多いと思いますが、売っている本人も買っている本人も気づいていないだけで本当は「自由」を売っているのだと私は解釈しています。
その「自由」とは、一つは「経済的自由」であり、一つはそうしたことで付随してくる「精神的な自由」であり、さらには「行動的な自由」です。
概念的に言うと、ビジネスで肝要となるポイントの一つは「商品自体のモノを売るのではなく、感情を含めたベネフィットを売れ!」・・・です。
ビジネスでこの発想は重要です。
「不動産投資のススメ」は自由を売ってくれている・・・と解釈して、もし自由な時間・思考・行動などが欲しいなら、不動産投資を学んで実践してみることをおススメします。