世の中には経済的側面での「強者と弱者」がいます。
ここで言う「強者」とは「お金を稼いでいる人、もしくは稼ごうと思えば稼げる状態にある人」で、「弱者」とは「それができない人」です。
多くの場合、経済的弱者は「高齢者」です。
したがって、高齢者は高齢者になる前に、自分の経済的なバックアップを講じておくことが大切です。
高齢者になってからお金を稼ごうとしてもなかなかそれが難しいのあれば、そうなる前に稼いでおくか、あるいは高齢者になってもお金を稼げるような何らかの仕組を持つように若いうちに手を打っておく・・・ということです。
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経済的な側面で見た「弱者」にあたる高齢者を対象にお金を稼ごうとする人・会社も当然出てきます。
ただでさえ弱者であるのに、さらにそこからお金をむしり取って追い込んでしまう悪い輩もいれば、適切な代金等で喜ばれるサービスを提供する真っ当な業者もいます。
たとえば、福祉事業は一種の社会貢献につながるので、役所や地域や利用者からはすごく感謝されます。
真面目に行なう分にはメチャクチャやりがいを感じられる事業だと思います。
でも、だからと言って相手の足元を見てあまりに高額で提供するとしたら、ちょっと行き過ぎだと思います。
福祉事業で、高単価高収益を狙うのはあまり真っ当とは言えないような気がします。
ビジネスは「利潤の追求」が不可欠ですが、福祉・医療・教育といった分野では、それなりの節度を重んじることも大切だと思います。
儲かりさえすれば何をしてもいい・・・というのはちょっと行き過ぎだと思います。
まあ、そこの線引きは難しいところです。
でも、だからこそキチンとした経営哲学や経営理念が必要となるわけで、そうしたものを何も持たずビジネスを展開するのは控えたほうが良いと思います。
経済的側面での弱者を対象とするビジネスを行なう者には、品格と人格を兼ね備えた資質が必要だと思います。