テレビに出てくる芸能人は基本的にみなさんカッコいいし、キレイだし、華やかで美しいと思います。
実体がどうであれ、少なくともテレビ映りが良くなるように自分でも演出しているでしょうし、衣装や肌や髪形などは専門のメイク担当さんが調整してくれます。
芸能人は人気が大切ですから、テレビを見ている人によく思われたい・・・という欲求がありますし、それは普通の人でもおしなべて誰でも持っているものだと思います。
つまり、人は他者に良く見られたい(=魅られたい)と思っているということです。
実際、他者から普段注目されている人とそうでない人がるとき、やはり前者のほうが容姿が清潔でキレイで美しくなっていくと言われます。
日中フルで働いている人、たまに働く人、まったく働かずに家でゴロゴロしている人では、他者に見られる機会がまったく違いますから、やはりフルで働く人のほうが意識としては「他人によく見られたい」と思うので、見栄えが普段から整ってくると思います。
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同じことを人ではなく法人(会社)に当てはめて考えると、同様のことが言えると思います。
つまり、どんな経営者も自分の会社をよく見られたい・・・良く見せたい・・・と思うものです。
経営者に限らず、一般社員も自分の会社や自分の職場を他人から悪く思われるよりはよく思われたいものです。
そこに目をつけた経営者の中には「職場見学日」という社内イベントを設けていた人もいました。
社員の家族を招待して、お父さん・お母さんの普段働いている職場・会社を子どもや家族に見学してもらおう・・・というものです。
「よく見られたい、魅せたい」ということから社員の士気を高めるということが目的でしたが、実際これをやることで職場をキレイにするとか、整理整頓するとか、よく魅せるためにみんながそういう行動をとるようになり、業務効率も上がったと聞きます。
さらに、これをヒントにして業績の良い会社では他社に自社の職場を見学することを許可したり、むしろ積極的に工場・オフィスなどの職場見学会を開いて見せているところもあります。
そうやって他者に見られると、見られても恥ずかしくないように・・・と社員はますますキレイにしたり整理整頓を行うようになります。
業績が良いから他者が見学に訪れるのか、それとも他者が見学に来るから業績が良くなるのか・・・?
互いに相乗効果があると思います。
整理整頓やキレイに清掃片づけをすることは6Sの一部です。
「6S」とは…
整理・整頓・掃除・清潔・躾・作法。
全部サ行(S)が言葉に入っているので、6S。整理・・・要らないものを捨てること
整頓・・・あるべきところに置くこと
掃除・・・チリ・ホコリ・ゴミを取り除くこと
清潔・・・不快なにおいの素を断つこと
躾 ・・・決まりごとを守る意識と行動
作法・・・美しいとされる型『6Sとは』(過去ブログ)
→ http://ameblo.jp/superameba/entry-11202332191.html
6Sを社内で徹底させることは、リーダーにとって大切なことの一つだと思います。