仕事でもプライベートでも良いのですが、どこかで素敵なAさんと出逢った・・・とします。
そしてこれからその関係を深めたいと思ったとします。
このときに考えなければいけない重要なことは、自分をやみくもに売り込んで相手に自分を惚れさせることではありません。
どんなに自分がすごい人物なのかとか、自分はこんな高級なモノを持っているなどと自分を売り込むのは、一種の「供給」です。
供給はあくまでも「需要」あってのモノです。
そのため、大事なことはAさんの需要を正しく知ることになってきます。
Aさんの需要に対しての供給を誠実に行なわなければ、ただの押し売りになって逆効果です。
一番ダイレクトな答えは、Aさんが欲しがっているモノ/手に入れたがっているモノ/悩んでいることの解決方法・・・を見つけ出して、それを提示してあげることです。
多くの場合、それは「情報」か「おカネ」か「気分」だと思います(あるいはその全部)。
それらを提供できて「あ~良かった」と思ってもらえれば、「是非、次回もお会いしましょうね」となります。
そう思ってもらえなければ、「ただのありがとうございました」で終わります。
→ これらはすべて「ビジネス」に言えることです。
ビジネスはこれらの要素がすべて含まれていると言えます。
上手く好循環させることができればリピート顧客になってもらえます。
上の例のようにAさんがどんなモノを欲しがっているのかを見つけ出すことが、ビジネスにおける顧客獲得につながります。
そして、どうにかして「Aさんの気分が良くなる」ように努めればよいわけです。
場合によっては、日本流の「接待」という手段も有効かもしれません。
これら3つ「情報・お金・気分」を用意してあげる・・・ということをキチンと意識して行なうことができる人は優秀だと思います。
ほとんどの人はっそんなことを意識していません。
上司の指示に従って仕事をしているだけですし、その上司もまた自分の上司の指示に従っているだけでサラリーマンの域を出ません。
一方で、ビジネスマンの意識・資質を持つ人はこうしたことを自分なりに考えて行動(仕事)しています。
こうしたことを戦略的に考えていくと、自分ができること/やれることがまだまだたくさんあるな・・・と気づけますし、自分の力量を拡げるきっかけになると思います。