会社経営では「業務の仕組み化」が大切です。
いろんな作業や業務内容を「仕組み化」していくためには次のような考え方も必要になります。
1.不具合があっても社員を責めず仕組みを変える
2.社員を管理するよりは仕組みを管理する
3.社員のやる気を上げて成果を上げるのではなく、仕組みで成果を上げさせて結果としてやる気を引き出す
ところが、面白いことに大半の会社ではこの逆をやっているように思えます。
だから、いつまで経っても社員のやる気は上がらないし、ちょっと失敗するとすぐに怒られたり責任を負わされるので社員は常にビクビク恐れながら仕事をしていたりします。
会社からの監視の目で管理されていることに恐れをなし、心では憤りを感じながらも表面的にはおくびにも出さずに淡々と仕事をする(=面従腹背)が常態化している会社に未来はありません。
不満を抱えた社員たちは会社を離れたところで会社や上司の愚痴をこぼし批判する・・・というパターンを繰り返します。
リーダーが机を叩いて社員のやる気を出させる・・・なんていうのは昭和初期のやり方で、今では立派なパワハラ/恐怖政治のやり方です。
一時的に社員が鼓舞したかのように見えても、そんなのはただの張りぼてです。
すぐにメッキがはがれて社員のやる気はダウンし、モチベーションはダダ下がりです。
仕組みに頼らず、仕組みを管理することで人を動かそうとしなければ根本的な解決にはなりません。
リーダーは自社内で何が「仕組み化」されていて何がされていないか・・・を細かく分析し、改善と工夫を重ねていく努力を怠らないことが大事だと思います。