
上司が根拠もなく「うちの部の売上は伸びると思うんだよね」とか「来期はヒット商品に恵まれる」などと言うのは勝手ですが、それは未来予測ではなくてただの希望です。
部下に対する一種のリップサービスとしては良いかもしれません。
上司と部下の他愛もない会話であれば構わないのですが、経営者が社員に対してテキトーなことを言ったり、同じく取引先にテキトーなことを言うのはうまくありません。
未来予測と未来への希望は別なものです。
未来にこうなったら良いな、と考えるのはただの希望です。
こういう根拠があるので多分こうなるだろう、という合理的思考が未来予測です。
これをゴッチャにしたらいけないですね。
その希望が叶うための論理的裏付けが必要です。
当たり前のことですが、経営者はここをしっかり区別して使い分ける必要があります。
たとえば、「売上が伸びる」未来予測をするなら、それに値するだけの理由・根拠をたくさん見つけることが大切です。
一介のサラリーマンとは立場も言葉の重みも違うことを経営者は知っておく必要があると思います。