
世の中には公式・方程式といった類のモノがあります。
工場の生産過程では、これをこうしてあれをああして・・・とやっていけば必ず最後には製品が完成して出てきます。
もし、完成品が出てこないとしたら、生産過程のどこかでエラーが生じているハズです。
そして、そのエラーを取り除いて正しいプロセスに戻してあげればすぐに正しく完成品として出てきます。
大事なのは、
1.求めるモノをつくりだす生産過程をつくる
2.エラーが出たら即座に修正する
ということです。
公式・方程式というものは、途中計算が正しければ必ず正解が導かれますし、途中過程が間違えていると不正解が導かれます。
稀に途中過程が間違っているのに、たまたま最期に出てきた答えが正解と同じになった!ということも起こりますが、これはあくまでも例外のパターンです。
・・・・・・・・・・・・
営業マンでなかなか成約に結びつかない=結果が出ない人がいます。
リーダーは、日報で営業の行動をチェックしたり、営業トークのロープレなどを通して「デキない営業マンをデキる営業マンに育てる」義務があります。
部下育成です。
ここで大事なのは「キチンと分析をする」ことです(どこで間違ったのか?を)。
「営業プロセスのどこで間違えたのか?」と確認するわけです。
それをしないで、感情的に勢いとかモチベーションとか数値ではない意味不明なものに頼ろうとしても本質的な解決にはつながりません。
昔、中学・高校の数学の授業では「途中計算式を消さずに書き残しなさい」と先生によく言われましたが、これは「途中の計算式」が残っていないとどこで間違えたのかがわからないからです。
営業マンの日報にはそうしたことを確認するための方策が必要です。
リーダーはそうした先を見越したマネジメントを執ることと、併せて部下にはそうさせることの意義をしっかり伝えて同調させることも大切だと思います。