かつて小・中学生が遊ぶゲームと言えば、ボードゲーム(盤ゲーム)でした。
それがテレビゲームとなり、携帯できる電子ゲームとなり、今ではスマホゲームが主流となっています。
言えるのは、いつの時代も子どもはゲーム好きで、場合によっては子どもでなくても「大人もハマる」ものです。
電子ゲーム・スマホゲームは、テレビゲームと違って屋外でもできますから、公園・電車の中・友達の家など、親の見ていないところで好きに遊べます。
親としては、子どもに「ゲームをするな」とは言わないまでも、「それよりもっと勉強して・・・スポーツなど他のことをやって・・・」と言いたいところかもしれません。
でも、子どもはそんな親の言うことを素直には聞いてくれないし、かと言って頭ごなしに子どもからゲームを取り上げようとしてもうまくありません。
以前に、ちょっと手の変わったやり方で子どもとゲームを切り離す方法が話題になったことがあります。
どんな方法か?
子どもにこんなルールを守らせる手です。
1.ゲームを何時間しても良い
2.ただし毎日○匹ゲットをノルマとする
3.毎日何匹ゲットしたか報告させる
4.3を怠ったらそのときは叱責する
するとどうなるか?
最初は喜んでゲームに昂じていた子どもも毎日ノルマがあることにどんどん嫌気がさしてきて、徐々にゲームにも飽きてきて、ついにはゲームではなくて別のことをするようになる・・・と。
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営業の仕事で一番キツイのは「新規顧客の獲得でノルマを強いられること」です。
新規顧客獲得はそれでなくてもたいへん精神的にキツイ仕事です。
なぜなら「断られ続けること」が当たり前だからです。
人は、他人から「拒否」の言葉や態度を浴びると凹みます。
そうした中で、数字のノルマがあって「新規顧客数・売上を○○」・・・と強制的に目標設定されると最初は言うとおりに従いますが、徐々にそこから逃げ出したくなるものです。
何事も行き過ぎはかえってよくないもので、昔から「過ぎたるは及ばざるがごとし」と言われるように、ゲームでも仕事でも、好きなことでも嫌いなことでも、どういうことであっても強制労働化してしまうとモチベーションは低下する一方です。
長期間のノルマは、止めさせる(社員自体を辞めさせる)ために使うのは効果があるかもしれませんが、基本的に効率を下げ、効果を減らしてしまうマネジメント手法だと思います。