俗に「天は二物を与えず」と言われますが、穿(うが)った見方をすれば、「二物を与えてくれないかもしれないけど一物は与えてくれている」・・・と言えなくもありません。
どんな人でも何か「一物」を持って生きていると自分自身で信じることは大切だと思います。
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会社ではどんな社員も本当は何か光るものを持っているハズなのですが、残念なことに配属された部署ではその能力を発揮できず、上司からは無能扱いされることもしばしばあります。
上に立つ人は部下の適材適所を考えつつ、自分の下では伸びない/力が発揮できないような部下であれば、早々に部下の異動を考えてあげる優しさも必要かもしれません。
また、上司自身のマネジメント能力/リーダーシップの欠如がないか?・・・という自省の姿勢も必要です。
自分の欠点をみずから知るとともに、それを部下にも知ってもらい、それをカバーしてもらうようことも時には必要となります。
ピンチの時にそれを乗り越えていくために有効なのは「長所/自分の得意とするところ/天から与えられた一物」です。
組織においては、自分のそれと部下のそれが有機的に交わりあうことで数々の難題も解決に向かわせられます。
人は困難を自分の長所、得意で乗り切る/人には何らかの一物が付与されているハズ・・・とリーダーは信じることは大事なことですね。