会社がおかしくなる要因を挙げるとしたら、その一つには「社内のマンネリ化」が必ず挙げられます。
マンネリ化は「油断/驕り」を生み出します。
頭でわかっていても、多くの会社ではこの躓きをどこかで経てしまうものです。
社内のマンネリ化に気づき、それを是正しようという意識さえ組織内に醸成できれば、割と簡単に打破することができます。
この段階であれば元に戻しやすいわけです。
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マンネリ化とはちょっと違いますが、「妥協」とか「怠慢」という概念も生まれやすい悪しき概念です。
これをなくすには相当な努力が必要かもしれません。
それらが蔓延し続けると、やがて「諦め」という気持ちが社員の心の中に芽生え、それが一気に社員の向上心を蝕(むしば)みます。
リーダーがいくら旗振りをしても「そんなこと言われてもできません!」などと、できないことが当然だ!・・・という雰囲気が社内にはびこってしまうとヤバいです。
会社内は常に「できないかもしれないけど、どうやったらできるかを考えて行動する」という前向きな姿勢を持つ社員であふれていることが理想的です。
「できなくて当然」という雰囲気は即刻撤廃することが大事で、これが蔓延している組織は末期症状に陥っていると言えるかもしれません。
リーダーは、諦めの感情を社員に持たせないようにする・・・という姿勢を心がけることで大企業病に嵌らないように導くことが大切だと思います。