テレビで放送されるような大きなスポーツの試合後には、その勝ち負けに関わらず「○○選手の頑張りに勇気をもらいました・・・」といったコメントを聞くことが増えます。
まあ、選手を褒め称え、当たり障りのないコメントでいい子ぶるための方策とも言えますが、実際のところ、勇気というのは他人からもらうものではなく自分の内側から湧き出すものであり、練って滲み出すものだと思います。
もしもコメントをするなら、そのためのきっかけをもらった・・・というのが妥当な表現だと思います。
勇ましいエネルギー(=勇気)は、自分が何かを強くやり遂げたいという熱意から生まれ、その勇気を持っているからこそ未知の荒野を切り拓こうという決断もできるのだと言えます。
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よく言われることですが、プライベートでも仕事においても人間一人が自分だけでできることには限りがあります。
一人ですべてを行なおうとしても、実際には不可能です。
他人の協力(目に見える見えないは別として)、援助があってようやく人は何かを進めることができます。
そのことを忘れてはいけないですね。
人と人との間・・・人間社会で生きているわけですから、自分を他人に認めてもらうことも必要ですし、逆に自分も他人を認めてあげることが必要です。
お互いさま・・・です。
おかげさま・・・です。
この精神(お互いさま/おかげさま)を忘れて傲慢な気持ちになって周りに迷惑をかけながら生きていく姿はとてもみっともないと思います。
世の中、自分ではひたすら頑張り続けているのに一向に報われない・・・という時期もあると思いますが、その時期を抜けた先にはきっとハッピーな時間が待っています。
明けない夜はないし、寒い冬もいずれ春を迎えるものです。
頑張っていればいつかきっと報われる・・・と信じ、己の信じる道を進んでいこうとする姿勢はそれだけでも素晴らしいことだと思います。