人は歳をとると物欲が減る・・・とはよく言われることですが、実際、自分が現役を退いて60歳間近となり子どもたちも自分の人生を自分の手と足で歩み始めるようになると、確かにそのとおりだ(=人は歳をとると物欲が減る)と思うようになりました。
お金を出して手に入れたいと思うのは、最近ではほぼ「旅行という非日常の体験とおいしい食事と安眠」くらいになりました。
旅行で新鮮な体験をして、その地ならではの食事をとりその地の空気を吸ってよく眠る・・・ということが今求めていることの最大値です。
若い頃は、あれが欲しい、これも買いたい・・・と思っていましたが、そんな「欲しいものリスト」の中身はどんどん数が減少していきました(つまりは実現したということ)。
ありがたいことに、住むところがあり、その日に食べるモノがあり、安心安全に眠る場所がある・・・というのはとても幸せなことだと感謝して生きています。
今では多額のお金を使って何かモノを手に入れたいとは思わないですし、そもそも物質としての欲しいモノがほとんど思い浮かばなくなりました。
また、私だけなく最近の若い人であっても、ミニマリストのようにモノをできるだけ所有しないようにする人が増えているとも聞きました。
モノが少なければその分部屋も広くなくて良いので家賃も安く済ませられるようになりますし、サブスク的な消費に向かうことで「所有から利用」に時代は流れているのかもしれません。
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世の中を見渡すと、25歳くらいまではいろんな点でみんな大差ないのですが、35歳・・・45歳にもなると、いつの間にか大きな差が開いているようになります。
ある人はどんどん収入を増やしたり異性との交際経験が抱負だったり社内で出世街道まっしぐらだりする一方で、一向に人生が好転せず停滞もしくは劣化していて見るも無残な状態だったりする人がいます。
両者の違いは何か?・・・と言えば、意識の違い/日々の習慣の違い/物事のとらえ方の違い・・・ということが本質にあると思います。
収入や能力や自分の人間的な魅力を伸ばせる人は日々成長を意識しています。
停滞している人は日々成長をあまり意識していません。
自分の人生を振り返って、あまり成長ができていないと思えるようなら、今からでも遅くはないので毎日少しでも成長することを意識して行動すると良いと思います。
成長に繋がることで日々の行動を埋め尽くせばイヤでも成長していくハズです。
自身の成長を意識しないで何となくダラダラと時間を浪費していくと、生活や仕事の質・レベルがどんどん劣化していって、面白くない毎日になっていくことが予想されます。
一度しかない人生は、どうせなら楽しく面白く生きていきたいものですね。