明日は「子どもの日」ですが、子どもの日を前にして今日は「親がまずは幸せになる」・・・ということを考えてみたいと思います。
「幸せ」というのはそもそも人の感情が元になっているので、ある状態だと幸せである状態でなければ幸せではない・・・といった類のものではありません。
したがって、条件が整えば必ず幸せになる・・・というものではなく、どんな状態/条件であっても、人は幸せにも不幸せにもなれます。
また、自分勝手な幸せだと他人に迷惑をかけることが前提の上に成り立っていることもあり、それは道義的に問題アリ・・・だと思います。
自分のことだけを考えて自分だけが幸せになることを意識しすぎると、結局は他者から疎んじられ、友人がいなくなり、最初は良くても巡り巡って幸せにはなれないと思います。
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経営の神様と称されたP・F・ドラッカーがこう言っています。
「そもそも自分をマネジメントできない者が、部下や同僚をマネジメントできるはずがない。
他人をマネジメントすることは、主として、自分が模範となることによって行なうことができる」
・・・と。
マネジメントと幸せ感は別ものかもしれませんが、リーダーが部下に与える影響は親が子どもに与える影響とも共通するところがあると思います。
そういう意味では、自分にとって幸せが何なのかわからない親が、自分の子どもに幸せが何なのかを語れるわけがありません。
子どもは、自分の親の幸せな姿を見て、幸せってどういうことなのかを何となく感じとっていきます。
徐々に、子どもは、自分の幸せというのは自分の周りを幸せにすることによってもたらせられるんだ・・・と何となく理解していきます。
そうやって、人に対する思いやりを持ち、他人に優しく接し、気遣いを配慮できるようになっていき、それが大切なことだとキチンと意識できるようになっていくのだろうな・・・と私は思っています。
子どもの教育のためにも、親はもっと自分の幸せを優先して大切に考えて良いような気がしますし、そうした生き方を考えることも大事なことだと思います。