世の中には助成金とか補助金というのが政府や自治体に存在していますが、これは知っている人だけが利用してオトクになる仕組みになっています。
知らないと申請することができませんが、誰も教えてくれませんから結局は自己責任の世界です。
「自分は知らなかった、どうして教えてくれなかったんだ」と抗議しても、「全部公開していますよ、知らないのはあなたの責任です」・・・と言われておしまいです。
そもそもそんなことを言い出したら、一人でも知らない人がいたら法律が成立しなくなります。
だから、世の中はそういう仕組みで動いている/成り立っている・・・と割り切り、デモクラシー(民主主義)とは自助努力を要求されるものだ、と認識する必要があります。
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サラリーマンが就業中に起こしてしまったミスや失敗はよほど悪意があって意図的に起こしたものでない限り、多額の損失が発生しても個人的に賠償することはないと言えます。
多少の懲戒で給料が減額されるケースはあるかもしれませんが、ゼロになったりマイナスになって会社から損賠賠償を請求されることは原則としてあり得ません。
むしろ、その実行を上司に相談していたり、上司の許諾を取ったうえであれば、会社に与えた損失はそれを実行させた上司の責と言うこともできます。
ところが、プライベートの話になると、個人が家計内において行なう投資・投機の類は失敗しても誰のせいにもできません。
すべて自分の責任下にあります。
どこぞやの誰かが間違った情報をくれたせいで自分が損失を被った・・・と嘆いても、それはその人を情報源として選択して信じた自分に非が100%あることになります。
失敗したことはすべて自分に返ってきますが、逆に言えばうまくいった場合もすべて100%自分の成果としてその果実を得ることができます。
リスクとリターンの関係はそういうものです。
社会の枠組みの中で、サラリーマンとして会社組織に守られて働くのも、自己責任の元で自営/自分が経営者になって組織を動かすのも、プライベートで家計をやり繰りするのもすべてそうした原理原則が働いていることを適切に認識し、その中で適切な行動を心掛けることが大事だと思います。