40年前の1975年12月25日といえば、子門真人(しもん まさと)さんが歌う 「およげ!たいやきくん」のレコードが発売された日です。
このレコードは当時爆発的に売れて大ヒットしました。
『ひらけ!ポンキッキ』の番組内で歌われていたものが、オリコン史上初のシングルチャート初登場1位!しかも11週連続1位となり、当時かなりの話題を振りまきました。
ちなみにオリコン調べでは「454万枚以上のシングル盤売上」だそうでその記録は未だに破られていないとか。
仮面ライダーの主題歌を歌っていた子門さんの独特の歌声が幼児、子どもだけでなく、成人層にも響き、さらには歌詞の内容が会社勤めを辞めて広い世界へ飛び出したいサラリーマンの気持ちを代弁していた・・・という拡大解釈もあって大ヒットにつながったとされています。
ところが、せっかくの大ヒットだったにもかかわらず契約はレコード会社に買取契約だったために、子門さんに印税は一切入ることなく、その莫大な利益はすべてレコード会社にもたらされました。
当時は、それでレコード会社が立派なビルを1棟建てたそうです。
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買取契約は短期的・目先的には有効ですが、長期的には無効力です。
買取契約と対を為すのが「印税契約」です。
印税というのは一種の「権利収入」です。
私はいつも「権利収入」という収入の窓口を持つことを重要視しています。
サラリーマンの就労収入だけでは、長期的視野に立ったときの担保力が不足します。
権利収入の入り口をつくることはとても大切だと思います。
しかも、それを複数つくることができれば、「複収入」となり、経済的不安要素がかなり弱まります。
経済的不安が減ることは、経済的自由度が増すことを意味します。
経済的自由度が増すと、行動的にも精神的にも自由度が増します。
「およげ!たいやきくん」のレコードは、当時の子どもたちにとってクリスマスの楽しみ(プレゼントなど)でした。
クリスマスプレゼント(≒一時的収入)は目先的にはとても嬉しいものですが、それが長期的に見ても嬉しいプレゼント(≒権利収入)であるともっと良いですね。