投資商品に1000万円を投資しても利回りが5%だとしたら年間の利益は50万円にしかなりません。
ただし、もし利回りが5%を大きく超えるような商品を他者から紹介・推奨されたなら、ここで大事なのはそれが信用できるものかどうか疑ってかかる・・・に尽きます。
今の時代であれば、5%を大きく超えて儲かるような商品を提供されたときは詐欺を疑う姿勢が大切で、それが身を守るコツの一つです。
一般的な投資商品ではなく不動産投資であれば、まあ10%程度の利回りは十分期待できる範囲ですが、これが20%とか30%ともなればかなりの高リスクが潜んでいることに気づかなければいけません。
世の中、そう簡単にラクに儲かる商品が自分の手元にやってくることはない・・・と認識しておくことは重要です。
仮に1000万円投資して50万円の利益が残るとしたとき、それをコツコツ続けていけば単利計算で10年で500万円/20年で1000万円になります。
問題は、そのときまでそのお金を使わずに貯め続けることができるかどうか・・・です。
今の自分を思い浮かべれば、果たして10年前(20年前)から継続してやってきたがあるか?・・・あるとしてもそこで得られたことに一切手をつけずにそのまま溜めこんでいることがあるか?・・・と問い換えてみれば恐らく「答えは無い(ノー)」という人がほとんどだと思います。
10年継続・・・20年継続・・・のまま放置しておくということはなかなかに難しいことだと思います。
今からのライフプラン/マネープランを練るとき、人は机上の空論で「今の計算が10年・・・20年続く」ことを前提に計算しがちです。
でも、それはリスクが高いと言えます。
ある程度の割引き・・・漸減措置を講じておくことは大切です。
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サラリーマンは今の収入が続く(むしろ増える?)という安易な見込みで住宅ローンを組む傾向があります。
その住宅ローンの期間は30年以上です。
でも、私が知る限り30年以上今の収入がそのままということはなく、ほとんどの人は一時的に増えたとしてもその先どこかで減少していっていることが多いです。
つまり、今の基準で借りられる上限目いっぱいの金額を借りる・・・というローンの組み方はキケンだということです。
何事もある程度のゆとり(余裕)が大事で、目いっぱいの借金は控えるべきだと思います。
ひいてはそれが心の平穏/平常心を保つことにつながります。
ひたすら節約生活になって、今しかできない貴重な経験を犠牲にしてしまうのはうまくありません。
お金を使わな過ぎるのもダメ、使いすぎるのもダメ、要はほどほど=そうならない範囲でお金を使ったり借金をすることが大切だと思います。
人はいつ死ぬかわかりませんし、今だからこそできることも多いので、恋愛や旅行や子育てに有意義なお金を使うことは後悔を防ぐ意味でも大事です。
話は戻りますが、10年以上継続してやり続けて、かつ放置していることがあるか?・・・という問いかけを自分にしてみることは自分自身の傾向と対策を練る意味でも有効になる思います。