
フレンチでランチをとって次にその店の近くで寄るところなどの案を練ったデートプランをたてていたのに、デート当日に相手から「さっぱりしたものを食べたい」と言われ、「君の為にせっかくお店を予約したのに!」・・・とキレても意味がありません。
自分の思うとおりにならなかったといってキレるのはナンセンスです。
優先順位は「自分のプラン遂行」か?それとも「相手の笑顔・満足感」か?・・・という話です。
焦点の当て方/優先順位を間違えるとその先の道のりも間違ったものになります。
家族サービスで動物園に行くプランを立てたのに、出発間際になって子どもの準備が遅れていることにイライラするのも同様です。
大事なのは「家族サービス」のところにありますから、途中過程で自分の思うとおりに(予定時間どおりに出発する)ならなかったとしても、それを甘んじて受け入れるだけの度量が必要です。
こうしたことが苦手/できない・・・という人はおそらく仕事もうまくいかない人であることが多く、つまりは、「相手がしてほしいことをするのではなく自分がやりたいことだけをする」傾向が強いと思います。
「相手がしてほしいことではなく自分がやりたいことだけをする/自分の価値観を相手に押し付ける」というのは結果の出ない人の特徴です。
あなたの為に・・・すなわち「人の為」という意識は「偽(いつわり)」の意識です。
ほんとうは「相手のため」ではなく、「自分のため」にしているだけのことです。
職場で、上司で部下に「お前の為に・・・」といった表現をする人がいますが、こうした言葉を口癖にしている人は要注意です。
そうした言葉が頻繁に出てくる人が傍にいる人はできるだけその人から離れたほうが良いと思います。
「価値観の押し付け」に過ぎず、「自己満足を求めている」に過ぎないことが多く、百害あって一利なし・・・だと思います。