
クルーズ船では朝から晩までほぼ24時間、食事ができます。
しかも無料です(船代に含まれていますから)。
だから、ついつい食べ過ぎになりがちです。
あれもこれもどれもすべて食べようと躍起になると、あっという間にお腹いっぱいになって、それが何週間も続くと間違いなく太ります。
だからこそ、ある程度の節制というか自己制御力が必要になります。
かと言っても、せっかく旅行に来ているのにストイックになるのもヘンというかナンセンスなので、私は100%ストイックにならず、だいたい2:8にして、2割は健康などを気にせず好きに楽しむようにしています。
仮に一週間の食事回数を21食だとすれば、その2割(=4食)は好きなだけ食べてOKだと自分で思っています。
まあ、でも、食べ過ぎは身体に悪影響を及ぼし寿命を縮めると言われますから、いついつまでも好きなだけ食べて運動もしないでゴロゴロ寝てすごす生活はうまくないでしょうね。
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話は変わりますが、多くの人は死に関して「ある日突然、ポックリ逝く」という、いわゆる「ピンピンコロリ」を期待していますが、医療の発達により最近では「死んでいないけれど、健康寿命は早く尽きてしまう」という現実があります。
寿命と健康寿命の間にある「生きているけど、死んでいない」という地獄の期間を想像できている人は少ない・・・と思います。
一般論で言えば、多少不摂生な人であっても、多くの人は恐らく75歳とか80歳くらいまでは生きられる(つまり死なない)と思われます。
しかし、健康を意識しないで好き勝手な生活を送って60歳~65歳ぐらいで健康寿命が尽き、そこから本当に死ぬまでの間に10年〜30年くらいのタイムラグがあるとすれば、その間、介護等に追われる家族の心労はかなり気の毒なものがあります。
人は、「長生きが大事」なのではなく、「死ぬまでの間の最後の期間が大事で、健康寿命自体の最大化と、寿命と健康寿命のタイムラグの最小化と、健康寿命が尽きた後でもなるべくひどくない状態であることが大事」だと思います。
人間以外の多くの動物は「生殖ができなくなれば死」と言われるようですが、人間は「未知の体験」を多くする喜びをもって生きています。
死ぬまで後悔のないように生き、そして多くの幸せな経験を積んでいきたいものですね。
























