
老後の生活は誰もが未経験のことなので、不安に思ってしまうのは仕方のないことかもしれません。
生命保険文化センターが2022年に行った調査によると、4844名の回答者のうち約82%が自分の老後に不安を感じていると回答したそうです。
老後の不安を助長している多くの原因要素は偏に「お金の有無」にあります。
→ 言い換えれば、「お金の準備」を万端にしておけば、老後の不安はかなり解消されるということです。
老後の生活の実態は、経済的にゆとりのある人と、ゆとりのない人に二分されます。
老後が始まる前に「お金の準備」をしっかりしておくと、ほとんどの悩みはそのお金で解決することができます。
つまり、定年後(老後)にまつわる悩みや不安のほとんどは、お金があれば解決できることがほとんどなのに、それをしていない人が実に多い!・・・ということです。
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物価上昇・税負担増・老後資金不足の三重苦の中、サラリーマンにとって会社の給料だけでは確実に未来は守れません。
老後には給料がありません。
代わりに公的年金がありますが、その額は現役時代の給料の額と比べれば数分の一程度です。
年金だけでは悠々自適な生活は期待できません。
貯金額が多い人はまだ良いですが、でも、その貯金だって使えばいつか必ずなくなります。
なくなるまでの間、通用残高がどんどん減っていくのを目にするのは何とも辛いモノがあります。
インフレ時代で、税金、保険料、電気代など何でもかんでも値上がりし、世界体には円安で海外との価格差はさらに拡大していく・・・。
これでは老後資金が2000万円どころか、3000万円でも足りないかもしれません。
こうした時代に、何の備えも知識もないまま過ごしていくのは愚の骨頂です。
知識がなければチャンスにも気づけません。
何も備えていなければ「選べない未来」が待っています。
お金のことで後悔しない人生を選ぶことは重要です。
アリとキリギリスの寓話を忘れてはいけないですね。
今さえ良けりゃ良い!歳取って貧乏だとしても構わない!・・・などと見栄を張らず、「今も大事だけど将来のことも備えておく」という発想が良いと思います。
持ち家だとしても住宅ローンが残っているかもしれないし、ローンを払い終わったら払い終わったで今度は家がボロくなってリフォームが必要・・・ということも想定しておく必要があります。
孫がいたらお小遣いの少しでもあげたいものですし、そうしないと孫に遊びに来てもらえません。
奥さんと海外旅行に行きたいでしょうし、その際、歳をとるほどに長時間のフライトはきついので国内旅行(温泉旅行など)に徐々に移っていくかもしれません。
いずれにしても、旅行費用はそれなりにかかるものですし、老後の生活にお金は欠かせないものです。
それを準備できている人は問題ありませんが、まだ準備できていない人はそろそろ準備の行動を起こしておくほうがベターだと思います。
























