老後の不安から資産運用に対する関心が高まっています。
昔は、資産運用と言えば「何がどうであれ、まずは土地!」・・・でした。
日々の生活、仕事、道路や電気や電車など、すべては土地がなければインフラ整備も成り立たず、したがって「土地神話」なるものが生まれ、「土地の価格は上がることはあっても下がることはない/土地を持っていれば財産として安心だ」と思われていました。
実際、人は空中に浮かんでいきているわけではないので、土地の需要というのは決して無くなりはしないと思います。
でも、土地神話は崩れ、土地はどこでも良いわけではなく、場所によってその需要度合が異なることから、需要が高い土地は財産となり得るけど、需要が低い土地は財産とはならない・・・という概念が生まれてきました。
選ばれる土地には、ビックリするくらいの価格がつき、価格も年々上昇します。
でも、選ばれない土地は、ビックリするくらい購入希望者が現れず、タダでも要らないという評価さえ出てくる始末です。
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需要がある土地/選ばれる土地の価格は、普通のサラリーマンの年収の数倍~数千倍もの価格です。
とてもとても庶民の手が届くシロモノではなく、人は代わりに手が届きやすい「株式」や「建物(マンションなど))に資産運用の矛先を向けるようになりました。
30年ほど前には「バブル!という熱狂」が起こりましたが、やがて「バブル崩壊で終焉」を迎えたように、結局、こうした「投機の波」は絶えずうねりをもって上下変動を繰り返し、人々の欲をあざ笑っています。
だからこそ、資産運用の正しい方法を学ぶことが大事だと思います。
また、その前に、お金に対する誤ったメンタルブロック(お金儲けは汚いことだ/投資はインチキだ・・・など)を外すことも大切です。
日本人の中には「投資は悪いこと」とか、「お金は汗水たらして稼ぐべきことで投資でお金を稼ぐのは邪道」・・・などといった思い込みを持っている人もいます。
そうした思い込み・発想をしている人が正しく資産運用をできるとは到底思えません。
まずは、そうした思い込み・発想をなくすことが大事です。
そのうえで、「投資は楽しい」「投資で得たお金もお金であることに変わりはない」と一種の割り切った感情を持つことが大事だと思います。
間違った思い込みなどで、正しい資産運用を行ないきれずにいる人は案外と多くいるような気がします。
シニア層だけではなく、若い世代も将来のお金の不安を持っています。
その不安を払拭するために、できるだけ若いうちから心の準備をして、チャンスを窺い、イザというときは勇気をもって決断する姿勢が大切です。
お金に対するマインドセットを変え、正しい資産運用方法を身につけ、ハッピーな人生を過ごしていけると良いですね。