荘子/渾沌(こんとん)の教え

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。

先月の衆議院選挙が終わって1か月が経ちます。

世間では、政治・経済が渾沌(混沌・こんとん)としている・・・などと言われたりしていますが、この「渾沌」とは無分節とか無分別のことを言い、「秩序」の対立語として用いられます。

・・・・・・・・・・・・

荘子に『渾沌』という話があります。

南の海を治める帝を儵(しゅく)と言い、北の海の帝を忽(こつ)と言い、中央の地を治める帝を渾沌(こんとん)と言いました。

「儵」は「たちまち/はかない」という意味、「忽」は「にわか、つかの間」という意味で、「渾沌」は「何も分からぬもやもやしたもの、入り乱れた無秩序」という意味です。

ある時、儵と忽が渾沌の地で思いがけず出会い、渾沌は儵と忽を大変手厚くもてなしました。

儵と忽は、渾沌の好意にどうやってお礼をしたらいいだろうかと相談しました。

「人には7つの竅(あな)が具わっていて、視たり、聴いたり、ものを食べたり、息をしたりしているのに、渾沌にはその竅がないな。もてなしのお礼に竅を一つ掘ってあげようではないか」ということになり、儵と忽は一日に一つずつ竅を掘っていきました。

ところが、渾沌は7日目に死んでしまった。

目に2つ、耳に2つ、鼻に2つ、そして口1つの穴で計7つ・・・これを全部開けたら渾沌は死んだのです。

なぜか?

渾沌にとって「穴のない状態」は欠点ではなく、まだ何者でもない「無限の可能性」の象徴だったからです。

結果的には、良かれと思って「整えた」ことがその存在が有する自由や生命力を奪ってしまった・・・わけです。

他者が思う「良かれと思う整え」が、実は「その者本来の自由や可能性を奪ってしまう」ことがあることを、この荘子の渾沌の話は教えてくれています。

こじつけて言うなら、「渾沌がいけない」のではなく、「渾沌を受け入れることが大切」という教訓です。

人は長年の教育・学習で「秩序正しい」ことを尊び、「無秩序を嫌う」傾向がありますが(←これはこれで正しいと思います)、ときにはあえて混沌を受け入れて「そこから生み出される新たな秩序」を期待することも大切な気がします。

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。
澤井豊、連載!
人気不動産投資サイト「楽待(不動産投資新聞)」で連載中!
今すぐこちらをクリックしてご覧ください。




あなたを「経済的自由人」に導く教科書をぜひお読みください!

電子書籍シリーズ11作品は、すべてKindle読み放題対応です!
・お金の教養シリーズ5作
・ビジネス人生論シリーズ2作
・組織マネジメントシリーズ4作

【お金の教養シリーズ】

『30代40代サラリーマンのためのセミリタイア入門』(お金の教養シリーズ5)【まずは本作から!】

『成功する人のお金の貯め方』(お金の教養シリーズ4)

『「稼げる人」になりたい人に贈る本』(お金の教養シリーズ3)

『投資して成功する人、浪費して貧乏になる人』(お金の教養シリーズ2)

『エグゼクティブ・シフト~人生を変えるお金の成功思考』(お金の教養シリーズ1)

【ビジネス人生論シリーズ】

『経済的自由を目指して自分の人生に一歩踏み出そう』(ビジネス人生論シリーズ2)

『年収1,075万円を稼げる人の条件』(ビジネス人生論シリーズ1)

【組織・マネジメントシリーズ】

『あなたが上司になったら最初に読む本』(組織・マネジメントシリーズ4)

『仕事運・金運・財運を上げる「ビジネスマン思考」24のルール』(組織・マネジメントシリーズ3)

『上場企業流!伸ばす経営術』(組織・マネジメントシリーズ2)

『真の企業リーダーとなるための教科書』(組織・マネジメントシリーズ1)

【紙書籍】

『サラリーマンが経済的自由を得るお金の方程式』

『サラリーマンのためのビジネスマン研修・ヒント100』

澤井豊の著作一覧
記事について
転載・寄稿のご依頼について

★ブログご購読はコチラから
follow us in feedly
ホームページ、SNS
http://newofficesawai.com/

Twitter

Facebookページ

関連記事

投稿カレンダー

2026年10月
月 火 水 木 金 土 日
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

注目のお勧め記事!

  1. 2018-3-9

    子どもの人生を左右する親の姿勢

    東大に合格した学生の多くは、子どもの頃に親から「もっと勉強しなさい!と言われたことがほとんどない」・…
  2. 2019-8-23

    元・銀行員…がお金のプロとは限らない

    インターネットを利用して、セミナービジネスや、情報商材ビジネスや、塾・サークルビジネスを始める「元・…
  3. 2019-11-12

    現役時代に「投資」の経験をしてリスクを下げておこう

    人は「経験したことには耐性を持てる」ことが多く、2回目以降は「初めて」のときほどは怖くはなくなるもの…
  4. 2023-3-16

    【今すぐ始めよう!】不動産投資の収入額は加速して増えていく

    ギャンブルで儲かったお金は「あぶく銭」とも言われ、人はつい気持ちが大きくなって「そのお金をすぐに使っ…
  5. 2018-8-20

    新社会人に必要な「多岐亡羊(たきぼうよう)」とは?

    クイズやレジャー施設にある「迷路」というのは、「入口は一つ、出口も一つ、でもその途中経路は複雑でいく…
  6. 2017-6-7

    率を改善するのか?数を改善するのか?

    学校で、クラス対抗で「女子生徒の宿題提出率」コンテストをしたとします。 ところが、あるクラスの…
  7. 2017-6-22

    サラリーマンが心がける大事なことの一つ

    私が大学卒業後、26年間会社員として働いた中で「あえて何か自慢すするとしたら何ですか?」・・・と聞か…
  8. 2018-11-11

    「安心できる借金」と「不安な借金」の違いとは?

    借金をすることで、人は長い時間を一気に駆け上って自分の欲求を満たすことが可能になります。 ただ…
  9. 2019-6-20

    定年退職時5000万円の持ち金の行方

    仮に、サラリーマンが65歳で定年退職をするときに、それまでコツコツと貯めてきたお金が3000万円+退…
  10. 2021-10-11

    株の「売買」に酔いしれてはいけない

    株式売買を頻繁に繰り返してお金を儲けようとする人を「トレーダー」と呼んだりしますが、そうしたトレーダ…

澤井豊の著作一覧

ページ上部へ戻る