「人から何かをもらったら、いずれ日を改めてでも何かお返しをする。これが当たり前」という倫理観の元で私は育ちました。
「人から何かを借りたら、いずれキッチリとそれを返済する。これが当たり前」という倫理観の元で私は育ちました。
したがって、私の価値観はそうしたことが一つのベースにあり、それらを裏切るような行為をすることは自分もできないし、他人がするのを見ることもイヤです。
まあ、世の中には私とは違う価値観をもって生きている人もいます。
たとえば、お金を借りてもその借金を返済しようとはせず、むしろ踏み倒すことが当たり前だ、といった価値観の人などです。
残念ながら、そういう人とは感性が合わないので、一緒に何かをしようとは思わないし、そういう人にお金を貸そうという気にもなりません。
お金がないのだから返せないものは返せない!・・・と逆キレして開き直るような人は、そもそも返す気が薄弱なのであり、「何としてでも返したい」という気持ちよりも「まあ返さなくてもいいかっ!」という安易なほうに意識が向いているのだと思います。
自分が困ることより他人が困ることを優先して、「お金を借りた」という物事の原因が自分にあることを忘れて、「少しでも返そう・・・」とすらしない姿勢はもはや幻滅・憤怒ものです。
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お金を貸してくれてありがとう・・・お金を使わせてくれてありがとう・・・といった感謝の気持ちを持つことは大事なことだと思います。
なぜなら、そのおかげで過去を生き抜き、今こうして生きていられるわけですから・・・。
お金を支払うときも、同様に感謝の念を忘れずに相手に「ありがとうの気持ち」を込めて支払う姿勢が大切だと思います。
入ってくるお金に対してだけ感謝するのではなく、出ていくときにも感謝する心の姿勢を持つことは、他人との良好な関係を構築するうえでも役に立ちますし、何より自分の人間力を高めることにつながる大事なことだと思います。