中学までは義務教育ですからみんな学校へ行く必要がありますが、原則的には中学卒業時に人は誰しも「自由」になれます。
ただし、現代の価値観では高校まではいくのが当たり前だ・・・といったものがあるので、みんな高校へ進学します。
だから、高校卒業時にはみんな「自由」になれるのですが、昨今ではそのほとんどが大学へ進学します。
したがって、大学を卒業するときに、みんな晴れて「自由」になれるのですが、ほぼ全員が「働く/就職」という選択をしてまたまた自由から遠ざかります。
会社に入ると、目に見えないプレッシャーで「真面目に働かないとクビにするぞ」・・・と圧力をかけられ、みんなクビになることを怖れて働きます。
労働者は「クビだけはご勘弁を・・・」を思いながら働くわけですが、「クビ」という言葉を「自由」に置き換えることが本来はできるはずです。
つまり、「真面目に働かないと『自由』にするぞ!」・・・と圧力をかけられ、「どうか『自由』だけはご勘弁を・・・」と言いながら働くわけです。
そう考えると、ちょっと不思議な気がします。クビになることは怖いですが、自由になることは怖いことなのか?
自由になることは怖いことではなく、むしろ楽しいことだと思います。
思えば、中学卒業時から、人は「自由になることを怖がって」生きてきているのかもしれません。その名残りがあって、なかなか「自由」を手に入れることをためらってしまうのかもしれません。
でも、私は 「自由」であるほうがベターだと思いますし、「自由」を手にする生き方のほうがハッピーだと思っています。