付き合いの長い友人間や夫婦間では、「言わなくてもわかる」・・・ということもあると思いますが、一般的な交流関係やビジネスにおける付き合いなどでは、基本的には「言わないとわからない」が正論です。
言わなくてもわかるでしょ!・・・というのは、後付けで責任転嫁をするときの常套文句です。
ビジネスでは通用しないケースがほとんどです。
そのため、基本的には「頼まれないとやらない/言われない限りは余計なことをしない」というスタンスも大切です。
なぜなら、好意のつもりで、良かれと思ってわざわざやってあげたところ、かえってそれが仇になってしまう・・・ということがよくあるからです。
それだと誰も得をせず、むしろ皆が被害者になってしまいます。
仮に、好意でそうしたことをする場合は、必ず「事前に確認してからやってあげる」ということが大事です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
アドバイスに関しても、アドバイスを求めてきた人(何かを質問・相談してきた人)には答えるけれど、何も聞いてこない人には何も言わない・・・というのが余計な波風を立てないコツだと思います。
質問・相談をして「成果を出したい」という人には教えてあげるのが良いですが、聞きに来ないで自力でやりたいという人には何も言わない/教えないほうがベターです。
推理小説を読んでいる人に、「それ犯人は○○だから・・・」と語りかけるのはまったくもって余計なお世話であり、迷惑な行為であり、「聞いてもいないのに勝手に言うな!」となります。
言い換えれば、「助けて」と言った人を助けてあげれば「ありがとう」と言われますが、何も言わない人を助けても「余計なお世話だ」とイヤミを言われるだけ・・・です。
・・・・・・・・・・・・
これまで数々のパターンを見てきて思うのは、やはり自分より上位にいる人(リーダーなど)にアドバイスをもらって教えてもらった人のほうが早く成果・結果が出る・・・ということです。
それなのに、人は頑固なところがあってなかなか自分から「助けてください・・・」とは言い出せないところもあります。
現時点での自分の限界を知り、成果を導くための時間短縮を図って他者に応援・助けを求める・・・ということは大事なことだと思います。
ヘンなプライドを持たずに、素直に助けを求める姿勢は大切です。
聞かれないと(声をかけてくれないと)答えてくれない(応えてくれない)のが、上質で品のある優れた人たちの特徴の一つです。
特に、新社会人になったばかりでまだ右も左もよくわかっていない人たちにはそうしたことを踏まえて、自ら質問を投げかける姿勢が必要だと思います。