以前に人から聞いた話ですが、こんなお金の貸し借りの話があります。
ある高校生が中学の同級生とコンサートに行き、そのときに「財布を忘れたのでお金を貸してほしい」と言われて1万円を貸したそうです。
ところがその後すぐに返してくれなかったため、仕方なく催促したところ「今持ち合わせが1千円しかないから後で返す・・・」とかわされ、その後待っていたけど、やはり返してくれる連絡がない・・・と。
終いには「借りたことすら覚えていないフリ」をされたそうで、いよいよもって回収不能の線が濃くなったそうです。
こうした状況になったらどうすれば良いか?
どのように考えて行動すれば「自分の人生を好転させていく」ことができるか?
こうした場合に、一番精神的にスッキリして良いやり方はサッサと「損切り」をして、同時に「縁切り」をすることだと思います。
昔からよく言われることですが、「お金を貸すときは貸したお金は返ってこないと思って貸しなさい」・・・というのはけだし名言だと思います。
お金を持っていない相手や最初から返す気のない相手に「お金を返せ!」と迫ったところで、時間がかかりますし、無理なものは無理です。
相手をコントロールすることはできませんし、「お金を貸した」という過去は変えられません。
できるのは自分をコントロールすることですし、「お金を取り戻そうとしない」という未来にすることはできます。
あいつは貸したお金を返してくれない・・・と、心の中で嫌な思いを抱え続けることは負の感情を持ち続けることになり、精神的に大きな悪影響を及ぼします。
傷口をふさがないで開けっぱなしにしておくのは自分にとって損害ですから、「もういいや」と諦めてしまうほうがベターです。
そうすると「捨てる神あれば拾う神あり」ではないにしても、自分の金運は暗転せず、むしろその埋め合わせをするがごとくどこかで好転していく可能性大だと思います。
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ビジネスをする過程でも、こうした確信犯的に「お金を返そうとしない輩」はいるものです。
あるいは、ビジネスで想定していた収益に至らず、予定していたリターンが得られないときは少なからずあるものです。
そうした場合、すなわち相手の態度や状況を見て「回収困難だと判断」したときは、もうそれ以上追いかけることに労力を割かず、あっさりと「損切り」をするほうがその後のビジネスや自分の金運を好転させやすいと思います。
損することを諦めきれず、何とか回収しよう/元を取ろう・・・と奮闘して貴重な時間を費やすよりも、「縁を切る」という伝家の宝刀を使ってなかったことにするほうが得策だと思います。
貸したお金を回収する時間を考えたら、サッサと「損切り」して、そのお金で時間を買ったと思うほうが精神的にも現実的にも得になると思います。