かすり傷は何度負ってもいいけど致命傷は負うな

お金の運用をするとき、リスク管理の観点から「分散投資」が良いと言われ、たとえとして「一つのカゴに卵を盛るな」とも言われます。

つまり、もしリスクを分散しないで一つのカゴに全部の卵を盛ってしまったら、カゴが落ちてひっくり返ってしまうと卵はすべて割れてしまいます。

投資で言えば、同じ株・投資信託・債券などにすべての資金を投じてしまったら、自分の意に反した値動きになったときに、最悪の場合、資金がパーになることもあり得ます。

そのため、「分散投資が大事」とされるわけです。

仮に、失敗して投資資金の3分の1くらいがなくなっても、残りの分でまあ何とか現場復帰して再び投資活動お行なうことができます。

これが、投資資金の100%を失ってしまったら、もはや投資運用をすることはできません。

そんなことから言われるのが「かすり傷は何度負ってもいいけど、致命傷は負うな」という言葉です。

・・・・・・・・・・・・・・

こうした発想は相場の世界のみならず、人生でも大事だと思います。

でも、多くの人は「かすり傷すら負いたくない」と思うもので、極端な言い方をすると「石橋を叩いても渡らない」ような人も世間には大勢います。

そういう人は、将来が不安定なサラリーマンよりも親方日の丸の公務員のほうが安全で良い」・・・とか、「ベンチャー企業・中小企業は将来どうなるかわからないから、やはり東証1部上場の大手企業が良い」・・・といった感じで、かすり傷の無い生き方を選ぼうとします。

それはそれでその人の自由ですし、間違いではないのですが、でも、たった一度限りの人生ですから、キチンと自分の「目的と目標」を見据えた仕事選びをすることが大切だと思います。

会社に入ってからも、果敢に挑戦姿勢で仕事を請け負ってバリバリ働くほうが私は良いと思うのですが、多くの人は 「とにかく失敗しないように・・・下手に新しいことに挑戦してうまくいかなかったら自分の評価が下がる・・・」と臆病になりがちです。

人生は計算はできませんが、計画はできます。

計算(=自分の思う通りの展開)はできなくても、計画(=こうありたい、こういう方向性で生きようという姿勢)はできると思います。

そして、だからこそ人生は面白いのですから、やはり挑戦という姿勢は大切だと思いますし、そのときはとにかく致命傷を負わない程度にチャレンジするのが良いと思います。

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澤井豊

澤井豊オフィス澤井 代表

投稿者プロフィール

1964年、富山県生まれ。大学卒業後、大手株式専門証券株式会社に入社。学習塾を運営する未上場会社に転職後、会社を東証2部上場および東証1部上場に導く。人事・財務・IR・総務の経営リーダーとしてM&A、会社分割、グループ経営移行を行い、社員研修においては延べ1万人以上に実施。ライフプランに沿って経済的自由を得た後、会社を50歳にて退職。

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