「ライフプラン」……というと大げさに聞こえるかもしれませんが、要は自分の人生の大まかな概要を予め自分なりに立てておくということです。
そんなの立ててもどうなるかわからない……というのも一つの正論なのですが、でも、やはり物事は「何か目標を定めてそれに向かって邁進する」という生き方と、「何も考えず、出たとこ勝負で動く」という生き方では、充実度も違えば、経験値も違えば、人生の深みも全然違うものになると思います。
会社経営でもそうですが、「予め目標を立てて、それに向かって邁進する」というやり方のほうが数百倍も楽しく面白く生きがいが出てきます。
会社経営の数字に正解がないのと同じように、個人が生きる人生にも正解はありません。
その人自身が立てた「ライフプラン」こそがあえて言えば正解なのですが、そのプランはいつでもいくらでも「書き換え」をして良いモノなので、同じライフプランをずっと後生大事に背負い込んで生きる必要はありません。
その都度「書き換え」をしていけば良いだけです。
将来、いつ、どこで、どんな状態のときに、何が起きるか?・・・は誰にもわかりません。
また、プランを立てたからと言って、そのプラン通りに生きられるものでもありません。
でも、先が見えない未来だからこそ、自分で予測できることは予測し(←意識を持つことで忘却リスクを減らせます)、前もって準備できることは準備しておき(←時間を味方にすれば余裕をもって準備できます)、その分だけ自由に生きる姿勢が大切だと思います。
ライフプランは「マネープラン」とセットです。
両者をセットで考えるクセを身につけておくと、経済的に何をどう考えることが必要なのか?がわかってきます。
漠然と浮き草のように漂って生きるのではなく、自分の意思で、やりたいことをやり、充実した人生を送る道が良いと思います。