学生時代は「お金はないけど時間はある」で、人は、社会人になったらその両方を手にしたいなあ・・・と思います。
ところが実際社会人になると、最初は「お金もなくて時間もない」から始まり、やがて「お金はあるけど時間がない」になり、その状態が続くうちに再び「お金もなくし時間もない」に逆戻りしていきます。
そんな中で、どちらかというと「お金もあって時間もある」に近づけるとしたら、サラリーマンの場合はいかに会社で出世して職位を上げていくかにかかっています。
そういう意味でも、やはりサラリーマンは「出世」という成長欲を失ってはいけないと思います。
面白いことに、「お金もあって時間もある」状態だと、仕事でもプライベートでもいろいろなことができるようになり(試せます)、人生が充実します。
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「お金か時間か?」・・・という概念は、リタイアして自適生活を送るようになると、もうどうでもいいことに思えていくかもしれません。
お金は必要だと思いますし、時間も必要だと思います。
昔の老後生活者はお金も時間も足りていたように思えますが、最近の老後生活者の中には徐々に「お金が足りていない気がする」・・・という人が増えてきているかもしれません。
ここで大事なのは「お金/時間」の両方を求めるのではなく、それらとは別のモノを求めることによって付随的にお金も時間も手に入れようと発想するほうがベタ―だということです。
何事も「追い求めれば逃げていく」という不思議な現象・作用反作用が働くものです。
「自分でコントロールできること」と「自分ではコントロールできないこと」があることに気づき、「与える前に与えるという美学」を持ち、「他人に感謝される仕事/提供」を行ない、「適切な権限を有する」ことを目指していくと、お金も時間も後からついてくるように思います。
大事なのは
1.与える前に与えるという美学を持つ
2.他人に感謝される何かを提供する
3.適切な権限を持ち行使する
・・・の3点だと思います。