当たり前のことですが、自分が生きてきた時代と自分の子どもが生きている時代とではいくつもの差異があります。
この当たり前のことをキチンと認識していない親は、自分の過去の出来事・経験の中でモノを語るようになり、しかもそのズレた価値観を子どもに強制して植え付けようとします。
だから子どもはどこかで反発します。
特に友達が多い子どもは反発します。
なぜなら、親の価値観だけに沿っていると、周りの友達たちから浮いてしまって仲間外れにされてしまうからです。
・・・・・・・・・・
親は、仕事に対する取り組み方、夫婦・恋人関係、お金の使い方、休日の過ごし方・・・などすべてのことに関して自分の子どもに干渉しすぎてはいけないと思います。
そうしたくなる衝動があっても、それを抑えて子どもの自立心を信じ、子ども自身の人生だと割り切って任せることが大事だと思います。
例えばこんなケースが考えられます。
親; 一度勤めた会社でずっと働き続ける
子ども; 途中で転職するのは当たり前
親; 家事は妻の仕事
子ども; 夫も家事をするのが当たり前
親; 安易に学校を休ませてはいけない
子ども; 家族旅行を優先して学校を休ませることもアリ
親である自分が生きてきた時代と、今の子どもが生きている時代というのは、昭和の時代と平成・令和の時代の違いでもあり、筆舌しがたい違いがいろんなところに渦巻いているものです。
考えてみれば、自分の親もまた昭和初期の時代か大正時代の価値観で自分を縛っていたハズで、それを自分がイヤだと思ったこともしばしばだった・・・ハズです。
仕事に対しても、お金に対しても、あるいは人生に対しても、親の価値観を子どもに強制的に植え付けることを避け、子どもには自由に経験と選択をさせてあげるほうがベターだと思います。