ジャガイモを食べてしまえばそれで消えてしまって終わりです。
ところが、ジャガイモを土に植えて水をやれば、やがてそれが親芋となっていくつもの子芋を作ってくれます。
ニワトリがいるとき、それを捌いて鶏肉として販売すれば「鶏肉の料金」が「一時的に」入ってきます。
ところが、ニワトリを殺さずに卵を毎日(毎週)産ませれば、その卵を売ることで「卵の料金」が「継続的に」入ってきます。
240万円の現金があるとします。
それを日々消費していけば、やがてどこかで240万円はなくなってしまいます。
ところが、その240万円で不動産を買い、それを賃貸に出して毎月正味で2万円の家賃収入を得ていけば、10年後には元が取れます。
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上記の例はどれも「目先だけを見ているか、それとも将来まで見据えているか」の例です。
一口で「将来」といっても、それが1年後なのか5年後なのか10年後なのか20年後なのかによって人の判断は異なってくると思います。
ただ、言えるのは「長期目線を持つ」ことは重要だということです。
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1.今はちょっと大変かもしれないけど将来はかなりラクになってやりたいことができるようになる
2.今は楽しいが、将来のあてはなく将来はどうなるかわからない
・・・といった2つの選択肢があるとき、そのどちらを選ぶかは人それぞれですが、私は昔から「1」を選ぶようにしてきました。
そして、それで良かったと思っています。
今のこの瞬間は今と将来のためにある・・・という考え方をしているからです。
今のこの瞬間は「今だけのため」という考え方ではありません。
「将来だけ」という考え方もちょっともったいないと思います。
会社経営を例にすると、経営は今も大事で、かつ、将来も大事ですから、「永続的経営」を前提に考えるのが当然です。
経営者は「倒産を前提に会社経営を考える」なんてことはしていません。
目先のことしか考えないのは「倒産に近づく危険な発想」です。
いずれにせよ、2つの選択肢があるとき、「今と将来の両方を見据える」という選択ができるかどうかで自分の幸せの度合いが決まってくると思います。