10月7日夜の東京の地震(震度5など)は久しぶりにびっくりしました。
幸い、大きな災害に至らなくて良かったですが、災害は忘れたころにやってくる・・・とは本当にそのとおりだと思います。
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「備えあれば憂いなし」とは一つの真実を語っていますが、でも、初めての体験であれば何をどう備えるのか?は難しいところです。
台風や土砂災害などの自然界の脅威は人智を超えたところにあって、「備えたつもり」でもそれはただの「つもり止まり」であることはよくある話です。
企業経営においても、未来のリスクを読み、その備えを講じておくことが大事ですが、経営者によってその力量が分かれるところです。
経営者は下からの声を吸い上げるだけの器量もまた必要です。
部下がどんなに適切な意見を上司に具申しても上司がそれに耳を傾ける姿勢がなければ、それは無意味なことに終わってしまい、本当にヤバい出来事が起きたときに全員が慌てふためくことになります。
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会社では経営者やリーダーが「備えの責任」を負いますが、各家庭では世帯主などがその責を負います。
一般的な家庭で言えば「お父さん/お母さん」です。
もしも大きな地震が来たら・・・台風で大雨や強風が来たら・・・それで被害が起きたらどう行動するのか?
また、被害が起きないようにどんな手を打って備えておくのか?
「何が」起こりうるのか?
その時「何を」すべきで「どのように」できるのか?・・・
などを、日頃から家族内で話し合っておくことも大切ですね。
「なぜ、台風が来るのか、なぜ、地震が起きるのか?」は学者の論理に任せておいて、自分たちは「何が起きるか?そしてそれが起きたとき自分は「何を」すべきなのか?」などを日頃から頭の中で検討・シミュレーションしておくと良いと思います。