「笑う者も 続けて転ぶ 雪の道」という詩があります。
目の前で転んだ人を見て、「あ~あ、転んじゃった。気をつけないからだよ~」と他人を嘲笑った人が、次の瞬間には自分も転んでしまう・・・。
それが雪の道だと知ることの大切さをうたっているものだと思います。
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テレビを見ていると、失言や放言を吐いている政治家のニュースがよく出てきます。
その結果、職を辞することにつながるケースも多々あり、それらを間近で見て知っているハズなのにまた別の政治家が似たような言動で世間を騒がせます。
「○○大臣の発言は人間としての品格にかける」とコメントしていた政治家が、自分が要職に就いた後に同様の問題発言で辞任に追い込まれたりするわけです。
転びやすいところでも自分は大丈夫だと自惚れて慢心し、挙句の果てには続けて転んでいる雪の道さながらの状況です。
ニュースを見て政治家の問題発言を笑ったり非難している一般の人も、職場で問題発言をして上司から叱責を受けたり処分されたりします。
家庭での失言で、妻子からの支持率が落ちていることに気づいていない男性(夫)もたくさんいるような気がします。
これまた他人ごとではありません。
他人のふり見て我が身を直せ・・・とはよく言ったものですが、こうした謙虚な姿勢が大切になることをテレビのニュースを見るたびに思い返されますね。