仕事で「自分にはできる」と考える人と「自分にはできない」と考える人もいますが、極論を言えばどちらも正しいと思います。
なぜなら「できると思えば(いつかは)できるだろう」し、「できないと思えば(どうせ)できない」からです。
人は自分の思うとおりの生き様を残していきますから「できると思えばできるし、できないと思えばできない」・・・です。
仕事でもプライベートでも、何らかの問題が生じることがあります。
たいていの人は「問題を解決しよう」とするより、「問題を回避しよう」ということにより多くの時間とエネルギーを費やす傾向にあります。
同じようなことをアメリカ・ヘンリー・フォードも言っていたと思いますが、不思議と人は問題から目を背(そむ)けたがるものです。
確かに、問題発生!・・・というのは一見すると誰だって嫌なものですが、でも、そこで「その問題を解決できたら自分の収入が10倍にも100倍にもなる」・・・と確信できたら、俄然、その問題に取り組んでみたくなると思います。
一種のニンジン効果です。
誰かに追われるのではなく、心の中で自分で自分にそう言いかけると良いと思います。
つまり、問題発生!は収入アップのチャンスだ!と置き換えるわけです。
実際、本当にそのようになれば、その良き成功体験が基になって、その後も嬉々として問題解決に挑むようになるかもしれません。
人は皆、さまざまな悩み、問題を抱えていますが、「その悩みの中にこそ幸せの種がある」ということをこれまで多くの人が証明してきました。
「ピンチはチャンス」とは言い古されて陳腐な表現ですが、でも、本当に言い得て妙な概念です。
単なる精神論ではないと思います。
ピンチはピンチにしか見えない・・・という人に「ピンチを乗り越えた後に訪れる幸せ」など、決してつかめるものではないかもしれません。
出来事・物事の見方が一面的で近視眼的・・・だと、気分も沈む一方でやる気も起きません。
行動も不十分なままピンチの波に押し流されてしまいます。
それを逆手にとって、多面的に物事を捉え直し、長期的・遠視眼的に見直してみると、そこから新たな勇気が湧いて飛躍的な行動に活かせると思います。