10月からマイナンバー制が始まります。
それに伴って、海外資産に対する課税の漏れがかなり減っていくことが予想されます。
日本だと税金が高いので海外に資産を移している人はたくさんいると思います。
本当は海外資産でも日本で税金を納めなければいけませんが、中にはそうしていない人がいたりします。
でも、マイナンバー制によってそうしたことも税務署に把握されていくだろう・・・ということです。
また、海外に移住して日本の住民票を抜いている人がいたりします。
日本は属地主義の考え方で課税されますから、日本の非居住者になれば、日本での課税義務はなくなります。
たとえば、アメリカやカナダは属人主義をとっていて、国民は世界中のどこの国に住んでいてもパスポートを持つ自国で納税しなければいけません。
もしかすると、日本もその制度に倣ってどこかで属人主義の課税方法に変更されるかもしれません。
そうすれば、資産うんぬんとか居住地がどこか・・・いうよりもパスポートが日本国籍である以上、世界のどこに住んでいたとしても日本で課税されることになります。
制度・ルールというのは、所詮人々の間での「決まりごと/決め事」です。
決め事は都度変わっていくものです。
困るのは、大手向きがどうであれ「ルールを変える人にメリットがあるから変更する」わけで、変える立場にある人はいいけれど変えられる立場にある人にはあまり良くない・・・ということです。
マイナンバー制度が導入されることで何をどう読み取っていくか?・・・は先見力を鍛える意味でも大切な考え方だと思います。
いずれにしても、税金は適切に納めることが大事ですね。