日本人の多くは、学校を出たら何となくサラリーマンになって何となくそのまま一生終わる・・・という、短絡的で他責的な人生観を持っているような気がします。
今や「人生100年時代」です。
サラリーマンの定年退職年齢が今後70歳となったにしても、そこから先の人生は約30年間もある時代です。
一言で「30年」と言っても、それはそれは実に長い期間です。
定年後の30年をどう生きるか?・・・を若いうちに考えておくことは良いことだと思います。
国が豊かになり、平和な世の中が当たり前となり、いつしかそうした状態に慣れきってしまい、「今が永遠に続く・・・」という錯覚に陥り、結局「今の状態がなくなることを考えられなくなった人たち」があまりに多いのかもしれません。
考える・・・自分なりの哲学を持つ・・・先を読む・・・ということは重要です。
今サラリーマンとして働いている人たちには将来定年を迎えて「就労勤務から離れる日」が必ずやって来ます。
早いか遅いかの違いはあるものの、いつか必ずその日は訪れます。
自分がフリーになる時が必ず来ることを早めに認識しておき、そのうえでその後どう生きるか?!を真剣に考えてみる姿勢が欲しいところです。
そのれはそのときになってから考える・・・というのもアリですが、そのときになって「あー時間が足りない!こんなことならもっと早くから考えておけばよかった!」と後悔しても遅ぎます。
また、人生100年時代と言っても実際にはそこまで生きられずに70代80代で亡くなってしまう人が多くいるのも事実です。
そう考えると定年退職(=70歳とすると)した後の人生は実際は10年前後くらいかもしれません。
定年退職後の人生を後悔せずに生きていくためにも、そのとき「若いうちからの検討時間は必要ではなかった」という確認をする意味でも、日々の生活のスキマ時間を利用して将来の生き様を描いてみると良いと思います。