
サラリーマンは会社での仕事に少しずつ不満を持ち始め、どうせなら会社を辞めて独立しようかな?・・・と思ったりすることがあります。
でも、そうするといきなり「収入が不確かとなる」ので、もしずっと無収入だったらどうしよう!と不安な気持ちが先に立ち、結局、会社を辞めるという選択肢を放棄することを選びます。
会社を辞めて独立しても確実に収入があって生計を立てることに問題ない!と確信を持てない限り、多くのサラリーマンは「会社を辞める」という選択をしません。
ある意味ではとても臆病なのですが、それは今置かれている「毎月会社に通勤さえしていればキチンと安定した給料をもらえる」という環境に慣れすぎ、それに甘んじているからかもしれません。
そのコンフォートゾーンから抜けることを恐れ、現状維持を選ぶことが悪いわけではありませんが、自分の人生の幅を狭めているのはもったいないことかもしれません。
そのゾーンから抜け出す勇気をもって自分の未来の可能性に賭けて生き抜く姿勢もあって良いと思います。
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実際に何がどうなるかはやってみないとわかりません。
何がどう危険で、それがどの程度の確率の話なのか?ということを自分なりに考えてみると良いと思います。
自分ではほとんど何も考えず、ただ何となく怖がっている人は多く、また、その不安を払拭したくて外部の人から「大丈夫ですよ、なぜなら〇〇〇〇・・・」と言ってもらうことを期待し、自分の未来の保証を求める人もいます。
会社を辞めて独立起業することにリスクはあるのか?・・・といったとき、この「リスク」の意味合いが「失敗する可能性はあるか?」ということならそれはイエスです。
失敗する可能性は確実にあります。
でも、この「リスク」の意味合いが「失敗する可能性は多いか少ないか/どのくらい変動幅があるか?」ということなら、それは「自分次第」としか言えません。
それは「これからの自分の状況による」としか言えないわけです。
確かにサラリーマンで居続けるよりも失敗する恐れは(←ここで言う失敗が単に収入が減るかという意味なら)高く存在しています。
なぜなら、一からスタートしなければいけないからです。
リスクは高い・・・でもそれに見合ったリターンもあるわけで、一概にこうだとは誰も言い切れません。
そこで少しでもその失敗リスクを減らそうと考えるなら、まずはサラリーマンとして所属しているうちに自分のやろうと思っていることを休日を利用してやってみると良いと思います。
これを別名「副業/複業」とも呼べますが、同時並行でやってみて手ごたえを感じてみると良いと思います。
そうすれば「一からのスタート」ではなくなり、会社を辞めて独立起業した時点でもう軌道に乗っていれば失敗する恐れは極端に減っているハズです。
リスクとか危険という表現は非常に抽象的で、扇動的で、一種の暴力性のある単語ですが、それだからこそ余計に言葉の定義づけ・意味合いを持つことが大事です。
具体的に何がどうなのかをはっきりさせ、言葉の中身を知り、理解し、検討することが大切です。
話が少しズレましたが、会社を辞めて独立起業することには失敗する恐れもありますが、一方で「成功する=上手くいって今より多くの収入も得られすばらしい人脈も得られ人生が好転してハッピーな生活を送れる」という可能性だってあります。
無限の可能性を秘めています。
リスクという抽象概念で判断するのではなく、その中身を確認して評価し、自分の進むべき道を選び、またいずれにしても自己責任の原則を貫くという姿勢を持って自分の人生は自分で決めることが肝要だと思います。