今の人生が永遠に続くはずはない・・・と多くの人は知っていますが、なぜか「今の自分の境遇(人生)がこれから先もずっと続く」と勝手に信じこんでしまっている人が多くいます。
悪いことがあればその悪いことがずっと続くと勘違いし、良いことがあればその良いことがずっと維持される・・・と思いこんでしまっているわけです。
もちろん、しばらくは続くと思われますが、でも、ずっと永遠にそれらが続くことはまずもってありえません。
どこかで必ず転機が訪れます。
サラリーマンとして勤務している会社で自分がそれなりに活躍している・・・といっても、ぞれが続くことはないし、逆に不遇の状態にあるとしてもそれが定年退職時まで続くこともありません。
だから、今を楽しみつつ(耐えつつ)もいずれやってくるその転機のことを頭の隅に置いておくことは大事だと思います。
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サラリーマンで45歳を過ぎいまだに管理職になっていない人が定年までの残りの約20年間で管理職になれるか?・・・と言えば、残念ながら可能性はそう高くはありません。
素直に現実を直視する謙虚さも必要です。
別に管理職になることがすごいことでも何でもありませんが、サラリーマンとして20年以上働いて管理職になれていないとしたら、それは自分のリーダー性不足を評価されているのと同じです。
自分にリーダー性が足りないとしたら、自分自身の人生をマネジメントするのも実はあまりうまくないかもしれません。
40代のうちはまだ良いとしても、50代にリストラ対象になる恐れもあります。
また、管理職に就いていたとしても、最近では役職定年の平均は55歳前後とも言われているので、そうなったらその後は元管理職のヒラ社員として隠居扱いされながら、年下の上司に扱われる状態で定年まで生きながらえることになるかもしれません。
そしていずれは(=65歳を過ぎれば)定年を迎え、自分の働きたいという意思とは裏腹に、長年勤務していた愛着も想い出もある会社にサヨナラを告げなければなりません。
そして役職も肩書も会社の看板も無い「ただの人」になります。
45歳以上のサラリーマンはそういう現実が遠い未来の話ではないという認識を持っておいたほうがベターかもしれません。
なぜなら、そのほうが早く別の道を選択する機会に恵まれるからです。
転機は必ずやってくるものです。
転機が訪れようとまだ訪れまいと、いずれにしても自分の人生は自分で決める!という意識をもって、常に幸せに生きられるように心を平常に保てると良いですね。