ビジネスでも人生でも「未来予測」という概念があります。
文字どおり「未来を予測」するわけですが、ここで大切なのは単に予測するだけで終わり・・・ではなく、その予測に基づいて何らかの行動を起こすことです。
それが無ければただの趣味の話で終わってしまいます。
そして、ここで言う「未来予測」はあくまでも客観的・中立的に行なう必要があり、自分に都合の良い未来だけをイメージして逆に自分に都合の悪い未来を切り捨てるということは極力避けたほうがベターです。
「予測」なのですから適切に客観的に「測る」ことが大切で、単なる自分の都合の良いことだけを思い描くならそれはただの希望的観測止まり・・・です。
考えられる未来が2とおりあるなら、どちらが確率が高いかを考え、高いほうの未来がやって来たときにどうやって難を逃れるのかを考え、そのために今すべきことをやる・・・ということで「意味のある未来予測」になります。
人生は所詮トレードオフです。
いろんな選択肢がある中、一方が立てば一方が沈む・・・ということはいくらでもある話です。
どちらかを選ぶともう一つのほうは選べない・・・ということも十分あり得ます。
そうしたオプションの取捨選択で過去が成り立って今現在があるわけで、同じく未来もそうなっていきます。
ただし、人は今選んだ選択肢をいつでも捨てて別の選択肢を選び直す権利を有していて、そうした行動によって未来をいくらでも変えることができます。
だからこそ、「イザ!」というときに長く迷ったり、悪手を選んだりしないよう常に「未来予測」を繰り返すことで最善の手を考えていこうと努力することが大事だと思います。