マクロ的に言うと日本はどんどん人口減社会になって、GDPは減少の一途を辿り続け、この傾向はまだ続くと考えられています。
そうした中、「サラリーマンの生涯年収」という切り口で言えば、一般的に「2億円~3億円というレンジに収斂する」と言われます。
バブルの頃は3億円以上と言われていたのが、今や下方修正された感があります。
大人になって生きることとは「こうやって稼いだお金を使っていろんな経験を積む」ということだと思います。
簡単に言えば、「お金を稼いで、それを使うのが人生」というわけです。
オギャーと赤ちゃんが一人生まれたら、その子が生涯で2~3億円という経済を創造して消費する人生になり、その間で酸いも甘いもいろんなことを経験し、その経験を自分の生き様として想い出に留め、必要に応じて記憶の引き出しから取り出して懐かしむ・・・が人の一生です。
稼ぐのは同じようなレンジ、でも使うところは人によって完全にバラバラです。
ある人間がどんな人かを知りたければ「今までどこにいくら使ってきたのかを知れば良い」かもしれません。
人が生きることと「お金の存在」の関係は切っても切れず、また「お金を稼ぐこととお金を使うこと」は人生においてかなり重要な命題の一つです。
人は死んだらお金はすべてタダの紙屑と化しますから、その前に(つまり生きている間に)自分のお金を存分に使って有意義な人生だったと言えるようにしたいものですね。