恐竜やマンモスはかつて地球を席巻したと言われますが、結局「種の保存」を適切に成し遂げることができず、その結果、完全に滅んでしまいました。
「種の保存」という観点で言えば、人類がここまで永く生きてこられたのは、適切に人類の命の系譜を繋いできたからに他なりません。
また、地球上にたくさんの人間が暮らしていますが、細かい家柄等で見たならとっくに滅んでいなくなってしまった家柄は多く存在しています。
昔はそうならないよう一家では多くの子どもが産まれ育ってきました。
一部の特権階級や王族・貴族と呼ばれるような人たちはそうした意識が庶民以上に強かったかもしれません。
たとえば王位継承者が1人の場合、その1人が暗殺されたら終わりです。
でも複数いればリスクヘッジの概念が作用し、「王位継承が守られる可能性」が高くなります。
そこに昔の王様や将軍などが子どもをたくさんもうけた理由の一つがあると言われます。
これを現代のサラリーマン家庭に置き換え、かつ「王位継承」を「収入」としたら?
まず就労/肉体労働が1つめの収入です。
これだけでは当然リスクヘッジがききません。
就労できなくなったら即「無収入」です。
65歳以上になればこれが「公的年金」という名に変わりますが、その額は現役時代の給料の額よりはかなり少ないものになります。
リスクはヘッジどころか逆に増大します。
だからこそ、ここでヘッジになりうる「第2の手」「第3の手」が重要です。
「株の配当金」という手もあります。
でも、そのためにはかなりの原資が必要ですし、配当金がせいぜい年に2回得られる程度で決して毎月得られるものではありません。
「家賃収入」という手があります。
これにも最初の原資が多く必要ですが、実はそれには「時間を味方にする」という概念を用いることで解決することができます。
時間を味方にする → 借金を家賃で返済して時間をかけて自分のモノにしていく・・・というやり方です。
また、家賃収入は年に2回程度ではなく、毎月得られる収入源となり得ます。
リスクヘッジとは「リスク(自分が望まない結果が起きうる可能性)を減らす」ことですが、別の観点から言えば「リスクを分散すること」です。
老後の生き方、自分の人生を生きる・・・という意味において、経済的なリスクヘッジを構築していくことはとても重要なことだと思います。