テレビのニュースでは一日のうちで何回も「天気予報」のコーナーがあり、今日明日の天気から始まって向こう一週間の天気予報を教えてくれます。
目先の短期的なお出かけ、洗濯、旅行等では非常に有効な情報です。
ただし、天気は天候と違って短期的なものですから短期的行動には参考になっても長期的行動には参考になりません。
長期的行動に参考になるのは「天候」のほうです。
また、「天気と天候は必ずしも常に合致しているわけではない」という点はとても大事なところです。
たとえば、「温暖な気候で雨がほとんど降らない」地域であっても、たまたま目先の天気では「今日明日に雨が降る」ことはいくらでもありえます。
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人が家を建てるとき、その地域の気候や地盤などを考慮することはあっても、目先の天気を気にする人はいません。
今日大雨であっても、その地域の気候が一年中雨が降り続く場所でなければ雨を気にする必要はないわけです。
同じように、仮に「投資」を行なうとすれば、ここで大事なのは長期運用計画であって目先の短期運用計画はほとんど重要ではありません。
市場の一時的な動向に一喜一憂して投資・運用を行なうのはうまくない・・・ということが言えます。
天気も投資・運用も長期で見ればそれほど驚くようなことはない結果なのに、短期で見たならいつも驚きの連続に見えるかもしれません。
投資を行なうに当たっては、決して短期目線で投資計画を組み立てず、常に長期目線で組み立てる意識を持つことが大事だと思います。