今からもう35年も前の話ですが、1989年のバブル経済絶頂期に社会ではついに3%の消費税という大型間接税が導入されました。
その後、消費税は3%にとどまることなく、歴代の内閣を経て3%(1989年)→5%(1997年)→8%(2014年)となり、ついには現在の10%(2019年)に至っています。
約35年間で、それまでは存在しなかった消費税が存在するようになり、しかも当初の3.3倍もの負荷になったわけです。
一度上がった消費税は決して下がることはなく、逆に「少子高齢化」を大義名分に今後も更に上がり続けることが容易に想像できます。
また、日本だけでなく世界を見てもたとえばヨーロッパ各国の消費税は
- デンマーク:消費税25%
- スウェーデン:消費税25%
- ノルウェー:消費税25%
- フィンランド:消費税24%(以上北欧4か国)
- ギリシャ:消費税24%
- イタリア:消費税22%
- オランダ:消費税21%
- ベルギー:消費税21%
- フランス:消費税20%
- オーストリア:消費税20%
- イギリス:消費税20%
・・・などとなっています(2023年1月時点)。
日本と同様に少子高齢化が加速しているヨーロッパ諸国では消費税が軒並み20%越えです。
このままいくと日本もどこかで現在の10%が20%を越えていく日がくるかもしれません。
それがいつかは不明ですが、何だかんだといって徐々に消費税が上がっていき、いつの間にか20%を超えている・・・ということになるような気がします。
いきなりの増税は抵抗感を強く感じられるでしょうから、ジワジワと少しずつ増税になっていくと思いますが、そうなったとしても生活に支障がないように自分の収入を増やすことを第一義に置き(←決して節約を第一義におくのではなく)、自分の生活は自分で守る・・・という意識を固く持つことが大事だと思います。