老後に年金だけで生活をするのは経済的に苦しい・・・と言われています(もうほとんどの人は知っていると思いますが)。
サラリーマンの中でも、今20代の人と今60代の人とでは生涯負担の年金保険料には大きな開きがあり、また、もらえる年金受給額にも大きな隔たりがあります。
今60代前半のサラリーマンはもうすぐ年金をもらえますから気持ちも何となく緩むかもしれませんが、でも、そのもらえる年金額は今の給料の半分以下かもしれません。
果たしてその金額だけで生きていけるのか?・・・と自問し、対策を講じておくことが大切です。
→ ほとんどの人は「貯金の取り崩し」がその対策になりますが、それは意図してそうしたわけではなく、仕方なくそうなっただけ・・・というパターンだと思われます。
今50代・・・40代・・・30代の人は、まだまだ先のことに思えるかもしれませんが、今のうちから将来の人生設計、マネープランについて真剣に考えておくことと良いと思います。
定年退職を迎えるまでの貯金額と、定年時にもらえる退職金はどれだけになるのか?
サラリー(給料)以外の収入がない場合は、ここで既に老後の「生活設計」が確定してしまうとも言えます。
実際、多くのサラリーマンは「収入源は給料だけ」ですし、その預貯金の額も数百万円程度(=年収1年分にも満たない?!)ですし、退職後の想定・準備がまったくと言っていいほどなされていないケースがほとんどです。
退職金をもらって一時的に貯金残高が増えることも想定できますが、本当にもらえるかどうかはそのときになってみないと不明です(会社によっては退職金制度を廃止するところもありますから)。
年齢的に60歳を過ぎていくと、もうほとんどの労働市場からは見放されます。
まして70代・・・80代・・・ともなれば尚更です。
つまり、定年退職後は再び今まで同様に労働市場で働くことはもはや難しい・・・ということです。
甘すぎる老後の経済的な設計になっていないか?
そんなことを早めに検討し、手を打っておく(対策を講じておく)ことが大事だと思います。