
サラリーマンの「生涯賃金(一生涯の獲得金額)は約3億円」・・・とは昔からよく言われる話ですが、「生涯の使用金額がいくらなのか?」はほとんど話題になりません。
ここで言う「使用金額」は、自分が社会に出てから死ぬ時までに使う金額を指します。
人にはそれぞれ必要となるお金(金額)があります。
一日単位でもそうですし、一生涯単位であっても同様です。
その金額を決めるのは他でもない自分自身であり、他人が決めるわけではありません。
その金額をほぼ的確にとらえている人はその額を得よう/不足となる金額を得ようと意識します。
自分に必要な金額が理解できないのはお金が必要な時期とその訳と金額をわかってないから・・・です。
→ 言い換えればライフプランとマネープランを作っていないから。
自分がどんな人生を歩み、何歳でどんな生活をするためにどの時点でどれくらいの収入や資産が必要になるのか?
そうしたことをちゃんと数字で把握すると、「自分が困らないように今のうちに何とかしようかな?!」という意識も少しは目覚めるハズです。
人は「お金の不足が理由で何かに踏み出せない」・・・ということがよくあります。
切羽詰まっている人はそこで「借金」という手段をとります。
切羽詰まっていない人は「貯まるまで待とう」とします。
機転が利く人の中には「何とかしてお金を作ろう(稼ごう)」とします。
まるで、戦国武将の織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の「鳴かないホトトギスの川柳」のような感じです。
どれが良い・悪いはありません。
自分が好きな選択をすれば良いだけの話です。
大事なのは、「必要もしくは使いたいお金の金額はいくらなのか?」というのを具体的にしていくことができるかどうか・・・です。
そこで大切になるのは勘定です。
加減乗除の勘定だけです。
状況、事実だけで判断し、感情(できるかできないか?など)は後回しです。
感情ではなく勘定でモノを言う訓練は仕事でも役立ちます。
どんなにお金があっても、お金を稼いでも、それらを使ったら無くなるのは当たり前です。
また、入ってくるお金より使わなければ、お金は自然に残るのも当たり前です。
たったそれだけの事ですが、世の中には「腑に落ちていない」人も多いかもしれません。
お金の計算を四則演算でやってみる・・・いろんな局面においての加減乗除を繰り返して自分のマネープランの精度を上げていくことをせめて月1回程度はやってみるクセをつけると生き様が変わっていくと思います。