
「投資」に関する質問の中でよく出てくるのが「今は買い時だと思いますか?」という質問です。
そして、これに対する回答の過半数が「今は買い時ではない」というものです。
ところが、ここで面白いのは、かと言って「今は売り時なのか?」という問いが続いたとしても「今は売り時ではない」という回答になるということです。
結局、「どちらとも言えない」という回答に収斂されていきます。
ちょっとズルい解答例ですが、結局のところ、「今が買い時か、売り時か?」はさほど重要ではなく、どんなタイミングでも「買い時であり、売り時でもある」というのが当たりに近いと思います。
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どんな市場環境においても必ず「今は買い時だ!」と言う人がいますし、逆に「今は売り時だ!」と言う人もいます。
人の感情・考え方は千差万別で、真逆の発想をする人がたくさんいるのが「社会」という場です。
ここで言う投資対象物は、たいていが「株式」や「不動産」であることが多いですが、金利や業績動向や物件価格といった「自分では変えられらい外的要因」に目を向けて判断するのはあまりうまくありません。
そうした外的要因に目を向けて「未来を予測して資金を投じる」であれば、それは投資ではなくむしろ「投機」に近いものになります。
本当に「投資」をしている人は「時間の経過」を前提としているので、目先のちょっとした価格変動は誤差の範囲内と割り切って臨んでいます。
そして、「自分にできることは何か?」に意識を向けて行動しています。
「仕組みを持つ」ことをまずは目指すなら、多少の価格変動のリスクは承知・受け入れる姿勢が良いと思います。
























