
株をやっている人は、たとえば「1百万円で買った株が1千万円で売れて9百万円儲かった!」・・・という話に憧れます。
自分もそうやって大きく派手に儲けたい!と望みます。
ところが、そうした博打意識が強いと、逆にうまくいかないときは大きな損失を被りがちです。
つまり、勝ったり負けたり・・・を繰り返すわけです。
一方、そんな派手に儲からなくていい/せいぜい投資金額に対して10%程度で構わないから、とにかく損をしないように儲けていきたい・・・という人は実際そのように小さな利益をコツコツと繰り返し得ていきます。
どちらのスタイルをとるかは人それぞれですが、私は若い頃は前者、50代以降は後者のスタイルです(もっとも、もう株はやっていませんが)。
不動産で見たときも同様です。
都心のマンションを購入してその後値上がりしたところで高く売って数千万円儲かった!・・・などというと派手でカッコいい話です。
でも、今の私はそうした話にはまったく関心がなく、むしろ地方のマンションを賃貸に貸し出して毎月数万円の家賃を手堅く得る・・・というスタイルのほうが気に入っています。
多くの初心者投資家は、リターンの大きさに目を奪われがちです。
10倍になるかもしれない・・・イヤ100倍になるかもしれない!・・・と淡い望みをもって期待に胸を膨らませます。
でも、老練の投資家ほど、そうした再現性の低い賭けに大金をかけるよりは、もっと再現性の高いことにお金を投じようと試みます。
「偶然の1億円より、必然の1千万円のほうが良い・・・」ということです。
偶然の1億円は再現できません。
もう一度同じことをやっても同じ結果にならないことがほとんどです。
必然の1千万は何度でも繰り返すことが可能です。
再現できるということは、積み上がるということです。
積み上がるということは、時間が味方になるということです。
時間が味方になるということは、負けないということです。
偶然を追う投資家は、時間が経つほど不安になります。
必然を積む投資家は、年月が経つほど穏やかになります。
不安を抱えた投資活動を行なうより、日々穏やかに暮らせる投資活動のほうがベターだと思います。
























