
東京の銀座と言えば日本を代表するオシャレな街で、東京以外にも日本中に「○○銀座」と呼ばれる商店街があります。
「銀座」というのはそもそも「銀貨の鋳造所」があった場所のことで、たまたま東京の銀座というのは江戸時代にそこに銀貨の鋳造所があったことからついた地名です。
面白いのは、「金貨を鋳造する金座」も東京(江戸)にはあったのですが、「金座」の地名はなくなったのに銀座だけが残っているという不思議さ・・・です。
ちなみに、その金座があった場所は今の日本銀行があるところです。
日本銀行は紙幣に「NIPPON GINKOU」と印字されていることからもわかるように「にっぽんぎんこう」と呼ぶのが正式とされています(つい、にほんぎんこうと言ってしまいますね)。
日本銀行は関東大震災(土曜日発生)時でも建物が倒壊せず、翌営業日(=月曜日)には通常通り営業を行ったと言いますから、何ともスゴイと思います。
水洗トイレやエレベータ-など、当時としては最新の設備でつくられていたそうです。
以前、日本銀行見学ツアーに参加したことがあるのですが、そういう見学の機会が設けられていることも面白いですね。
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ところで、銀座に対して金座はありましたが、銀行はあっても金行というのはありません。
「銀行」は英語の「Bank」を訳したことに始まります。
お金を扱う店、という意味から金行と銀行が候補となり、最終的に「キンコウ」よりも「ギンコウ」の方が語呂が良く発音しやすいと考えられたこと等で銀行になった・・・と言われています。
ちなみに「行」というのは中国語の「店」という意味からきています。
銀行と言えば付きものなのが「通帳(つうちょう)」ですが、これは「通(かよい)帳」ともともと言われていたようです。
なぜなら昔は都度代金をやりとりするのではなく、年に2回まとめて払う掛け売り・掛け買い方式だったことから、その内容を忘れないように記載しておく(いつ、何を、いくらで買ったかを控えておく)ためにつくられた帳面だったから・・・だそうです。
こうしたことがわかるのも、口伝で口から口へ伝わるのではなく、ちゃんと紙に記して残されているからなのですが、いつの世でも「記録」しておくことは大切です。
金より銀が何かと強いような話ですが、スポーツ競技ではやはり「金」メダルが良いに決まっていますね。