海外旅行に行くときに必ず行うことの一つに「両替」があります。
たとえば、日本からアメリカに旅行するなら「円から米ドルに両替」をします。
たいていの場合は、事前に日本国内の銀行等で済ませておきます。
「お金を両替する」ということは、「日本円で外貨を買う」ということを意味します。
米ドルへの両替なら「ドルを買う」ということです。
標準価格に売り手の利益(=手数料)を乗せて買う(両替をする)ので、たとえば1ドル99円でも実際には101円を支払う形になります。
そして、旅行から帰ってきて余った外貨を日本円に両替し直すときは、「自分が買った外貨を転売する」と言えます。
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手数料を省いて単純に言うと、たとえば1ドル110円の時に円からドルに両替して海外旅行に出かけたとします。
帰国後に再両替をしたら1ドルが100円になっていた・・・なら、それは110円で買ったものを100円で売ったことになり、その差損が生じます(実際は手数料も必要です)。
もしも、為替が120円になっていたら、110円で買ったものを120円で売ったことになり、差益が生じます。
ちなみに、為替では円高とか円安と言うのが一般的ですが、この高いとか安いという意味がわかりづらいために両替をすると得なのか損なのかがピンとこないのだと思います。
高い⇒強い(=少額で済む)、安い⇒弱い(=高額が必要)
・・・という覚え方をしておくと良いですね。